東京都が尖閣諸島への調査を先日実施しました。
利用価値の検討や購入の適正価格を試算することが、その主たる目的かと思います。
私のイメージでは、先ずは東京都が買い上げることになるのだろうと思っていました。
しかしここで、地権者が国に売却しようとしているなんて話しも出てきています。
一体どういうことなんでしょうかね。

参考↓『尖閣地権者は国への売却に前向き…藤村官房長官』
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120903-OYT1T00636.htm

(以下、記事の一部)
藤村官房長官は3日午前の記者会見で、尖閣諸島・・・の国有化に向けた地権者との交渉について、「地権者も売りたいという意向もある。さまざま所有者とやりとりはしている」と述べ、地権者が国への売却に前向きであるとの見方を示した。
地権者は当初、東京都への売却に前向きとされていた。
ただ、藤村氏は・・・「さまざまなレベルで、地権者や都との接触をしている」と述べるにとどめた。


この内容は、ちょっと眉唾っぽいような感じがします。
現政権の人気取りで、そういう方向に無理矢理引き込んでいるような印象が強いです。
尖閣諸島と竹島は、この夏で最もホットな話題であると言えます。
そのうち、尖閣諸島に対する積極姿勢を見せて何かをアピールしたいのでしょう。

ここで、本当に国が買い上げることになると、石原都知事としては面白くないでしょう。
強烈な政権批判が、矢継ぎ早に出てくることになるかと思います。
最終的には、東京都が買い上げることになるような気が、私自身はしています。
何れにしても、私有地から公有地にするのは意義のあることだと思います。