昨日はH大に発達検査に行ってきました。

今回は、いつものK式ではなく、WPPSIというものです。

日本では、K式で判定することが多いのですが、海外ではWPPSIを使用しているそうです。

両方とも日本で作られた検査なのに…。  


A園と違って、シュウの情報が全くない状態での検査です。

事前に主治医からは「手を使うのは苦手だけどよくわかっている」ということだけあったそうです。。

手を使うのは「苦手」ではなく、「使えない」なんだけどなぁ。


 まず最初の質問は「鼻はどこにありますか?」


・・・え?????  


次の質問は「耳はいくつありますか?」


・・・ん~!!!!!  そんなんできるわけないやん!


 主治医のN先生からは、「よくわかっているお子さんです」と聞いていたらしいだけに、先生のとまどいはMAX。


「事前にA園でどのような検査なのか聞いてきましたが、口頭は無理です。手も『掴む』といった動作は難しいです。」


「お母さん。どうやってコミュニケーションとってるの???」


というか、あなた、今までどうやって肢体不自由児の発達検査してきたの?


「これじゃあ、最重度じゃないの!」

「点数つけられないじゃないの!」


 えらくけちょんけちょんに言われて始まり、今までの経緯を話して、シュウができそうな検査だけでもしてもらうことに。

それでも、手を動かすだけでかなりの時間がかかり、時間オーバーに。

絵がもうちょっと大きければ指しやすいことなど、シュウの様子を見ているとわかってきたようです。

あとは、わかった時とわからない時の表情が違うみたいです。


「わかっているのにね。判定できないわ。手を使えないとゼロだもの。どうやってA園では検査しているの?」


 A園でのやりかたは


「積み木を3つとりなさい」という問題は、積み木の絵を見せられて「積み木が3つあるのはどれですか?」となります。


「積み木が何個ありますか?」という問題は、先生が数字のカードを読んで、そのカードの中から正解を選びます。


「おなかがすいたらどうしますか?」という質問には、「寝る」「食べない」「食べる」等といった3択から、1つ1つ○か×かを選択します。  


それらを総合して、どの程度の認知度があるのか調べています。


全部でいくつありますか?というので『3』のカードは選べるの?」


・・・そんなのやったことないし。でも、「りんごを○○こ持っています。○こお友だちからもらいました。全部でいくつありますか?」と、数字ではなく、個数を○であらわしてもらって、○しか書いていないカードから選ぶように言われたら選べるかもしれません」という話はしてみました。


 丸を描いてください。と言われたけれど、丸って最初と最後がつながらないと丸じゃなんだよね。そんなの無理に決まってるやん。



 判定の結果は、3歳+α。 3歳児よりも、わかっていることが多いからだそうです。

 手がつかえないので0歳だけど、それを考慮して3歳。


 初対面の人に、「わかっている」ということがわかってもらっただけでもよかったのかな。 

 最初は、「この検査全くできないじゃないの!」という感じだったのが、だんだん変わってきただけでもよかったのかな。