240417
友達もまた季節のようなもので
その時々において移ろいゆくのだろう
ボートの引き波が重なり
湖面は今複雑な紋様に占められた
さらに風がそれを乱し
湖の底には蓮が眠っている
その奥に花びらが
拾えるわけではないけども手を伸ばし
揺れて水面に触れて
同心円が広がって 消えて
もう触れられぬ 底の奥のいつかの花びらも
私は覚えている 覚えている
友達もまた季節のようなもので
その時々において移ろいゆくのだろう
ボートの引き波が重なり
湖面は今複雑な紋様に占められた
さらに風がそれを乱し
湖の底には蓮が眠っている
その奥に花びらが
拾えるわけではないけども手を伸ばし
揺れて水面に触れて
同心円が広がって 消えて
もう触れられぬ 底の奥のいつかの花びらも
私は覚えている 覚えている