ふたたび
さてと
あとは何を書けばいいだろう
ゲームの後の碁笥の中の碁石
王手の後の一度も飛ばなかった桂馬
あとは何が残ってるだろう
サクマドロップの中のミント
ポテチの銀色の袋の隅のカス
結局言わないまま粉々の言葉
だがそれでも底に残り
使われずとも存在したもの
動かなければ時のさざなみすら
立てることのなかったもの
それらがすべての光が消えた中で
うすらぼんやりと
蓄光おまけのおもちゃのように
深海に降るプランクトンのように
ラジウム翡翠の光を放ち始め
一体のネオテニー 再び命として集う
さてと
あとは何を書けばいいだろう
ゲームの後の碁笥の中の碁石
王手の後の一度も飛ばなかった桂馬
あとは何が残ってるだろう
サクマドロップの中のミント
ポテチの銀色の袋の隅のカス
結局言わないまま粉々の言葉
だがそれでも底に残り
使われずとも存在したもの
動かなければ時のさざなみすら
立てることのなかったもの
それらがすべての光が消えた中で
うすらぼんやりと
蓄光おまけのおもちゃのように
深海に降るプランクトンのように
ラジウム翡翠の光を放ち始め
一体のネオテニー 再び命として集う