ここまで | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

ここまで

川べりのベンチの

風に揺れる街灯の影に座る

春と呼ぶには強すぎる風に

身を晒している


髪もTシャツも真横になびく

月から雲を剥ぎ取るように

どうか強風よ俺からも

何か剥ぎ取っていってくれないか


軽すぎる魂や臆病な心を

重すぎる身体や歯を

今聴いてるエレカシの歌声を

どうか西の果ての上流まで


いいかげんな臭いや存在を

脆弱な倫理や道徳を

スプーンひと匙の勇気を

東の生まれた山の麓から

どうかここまで