連続 | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

連続

最近の研究ではいよいよ

ついに時間まで離散的だという

つまり

物からエネルギーから力から

あらゆるものが離散的とわかった今

連続的なものの最後の砦と思われていた

時間までもが途切れ途切れの

バラバラだったという

信じられない人には

ならあなたは水が粒々に見えますか?

空気は?光は?

ときけば

それぞれ確かに離散的だけど

私たちには小さすぎて知覚できないだけなんです

時間も同じこと

そう言われればそうなのだ


だとしたら

ある瞬間の前後

確かにある刹那の空隙を挟んだ

その前と後の私は

どうその存在を継続してるのだろう

どうして関係のある一つのものとして

いつづけるだろう

この意思が想いが

続けてありつづけることはなんだろう

まったく寸断された前後の集大成が

ひとつの人生を繋ぐとはなんだろう

離散的な時間の中で

ひとくさりとしての私を担保するものはなに?


その接着を担うものは?

重力子のようにこれすら時間子とでもいう粒子?

そして断面と断面の間

空間的真空に対する時間的真空には何があって

何が本当にないのか?


そしてこの世に真に途切れず滑らかで繋がる

本当に連続なものはありえないのか?

ただ離散の無限の集合の知覚のできなさを

連続と呼ぶだけなのか


それとも

離散な文字をつなげただけのこのような字の集合から

それでもなにかしらの意味をみいだすのだから

連続もあるのかもしれない