なめくじ | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

なめくじ

いくつになっても

幾つになっても

どこかに向かって

叫んでいるし走っている


かたつむりの横で

なめくじが這う

殻を持つものと

持たぬもの


解がわからず

策もなく 形もなく

透明な粘液の道を

じっと通りながら


いや通っているのではなく

彼らがひきずった跡が

道として輝いていた

あまりにも無防備な曲線