レジェンド☆到来
伸さんと土居さんのスペシャルイベントのおかげでチケットがとんでもない勢いで動いております。さすがというかなんというか。完売も近いなと。
そして今日、ついに土居さんがスタジオに稽古にいらっしゃいました。それはそれはもうお変わりなく、なんと可愛らしい、ほんとに一流の女優さんというのはミラクルであることよ、あわわわ、と、声もかけれませんでした。次にいらっしゃった時はちゃんとご挨拶しなきゃ。
なにはともあれ、本当に楽しみなイベントです。うんうん。
…と楽しみと同じくらい感じることもありまして…それは…
あはーん!すげープレッシャーじゃぁぁぁああああ!!!!!ぬうはぁぁぁああああ!!!!
ということです。
だってあなた、もはや生ける伝説というか、現役のレジェンドですよ。土居さんなんか文部大臣賞新人賞とか読売演劇大賞の優秀女優賞とか、伸さんだって普段あんなんだけど(どんなんだかはここでは書けません)やっぱり同じ読売演劇大賞のやつとかもらっちゃってるし、
あ、ちなみに、読売演劇大賞って森光子さんとか大竹しのぶさんとか蜷川幸雄さんとか、そういう人たちがもらう賞ですからね。「かんじんなものは目にはみえない」なんていいつつ肩書きに滅法弱い自分としてはおしっこちびるお二人です。
こんな二人の前で同じシーンやるってのは、バスケだったらマイケル・ジョーダンとマジック・ジョンソンの前でレイアップするようなもの。
数学だったらガウスとオイラーの前でピタゴラスの定理を証明するようなもの。
哲学だったらソクラテスとプラトンの前で知について語るようなもの。
ギターだったらジミヘンとヴァン・ヘイレンの前で覚えたての禁じられた遊びを弾くようなものなんですよ!
わかりますかあ!
しかも、往年の音楽座ミュージカルのファンの方にとっては、佐藤・土居の「シャボン玉とんだ宇宙(ソラ)までとんだ」というのはもう特別な意味を持っていまして、もはや自分たちの青春時代と一緒にそのままラミネートされていおり、お二人の写真をみただけで涙腺が反射的に崩壊する、というくらいのものなのです。
自分もハイスタとかモンパチとか、耳にしただけで跳ねるからよくわかるのですが。
今回追悼公演ということでただでさえ胃が痛かったのですが、なんと佐藤晃一さんもお亡くなりになってさらに十二指腸がよじれ、しかもお二人のスペシャルイベントが決まったということで大腸が脱肛しつつあります。
うぅ…ダメだ…荷が重い…自分には…と、これほど一観客として客席から楽しみたいと思わせる公演もございません。
なんて思ってたんですが、今日も稽古してて、ああ、菜々がいい感じで笑っているなぁ、新人も皆、楽しそうだ。なんだかんだ、俺も俺以外のものは、結局できんしなぁ。これも何かの巡り合わせ、この今のメンバーでしか創れないものを、とにかく創るだけだ。
なんて考えてたら北村祥子が「土居さんの下駄箱とロッカーのテプラつくりましゅた!」と。
ああ。そうそう。そうだね。土居さんだって一緒のカンパニーの人だった。こりゃ頼もしい。オーナー喜ぶだろう。となんだかほっとしてしまい、明日の通し稽古に臨みます。