この式なんの意味?
アインシュタインが重力波の存在を予言したのが1916年でした。ちょうど100年で見つかるなんて、なんてドラマチック!とサイエンスファンとしてはときめいてしまいます。が、カンパニーメンバーに話してもまったくわかってもらえません。。。
さてアインシュタインの何がすごいって、予言と書きましたが、別に水晶玉をみながら占ったわけでも、「何ありそうじゃない?」って勘で言ったわけでもないんです。
物理は基本的に数式で書かれます。で、式の中の文字ってのは、それぞれ意味があります。
こっからは全く厳密な話ではありませんが、あくまでイメージで。
例えば
Xの2乗 + Yの2乗 = Zの2乗
という式があれば、皆さんご存知ピタゴラスの定理で、それぞれが直角三角形の辺にあたるなぁ。とか。アインシュタインの宇宙に関する有名な式であれば
E = mcの2乗
なんてのは、Eがエネルギー、mが質量、cが光速って。それぞれの文字と、その組み合わせはある意味を持ちます。
速さ × 時間 = 道のり
みたいな。
さて1916年、アインシュタインが時間と空間に想いを馳せながらガチャガチャと計算をしていますと、ある式が出てきます。
具体的にいうと10本の方程式が出てきました。
その式の中で、当時の宇宙論では「なんだろなこりゃ?」っていう式が出てくるわけです。何を意味するんだろうって。この式。
あ、あ、こっからがいいとこなんだけど、ちょっとまた後ほど。