不可解メタモルフォーゼ | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

不可解メタモルフォーゼ

サナギが死んで烈火のごとく泣いたふたつめの理由。

サナギ、僕が昆虫が地球外生命体じゃないかという疑念を捨てきれない理由、そもそも幼虫から成虫になるときに、自分の体をいったんドロドロに溶かし、そんなだから振動を与えただけで死んでしまうという、リスキー極まりない形態。

なにゆえわざわざそんなメタモルフォーゼを選択したのか、まったくもって理解し難い、進化論すら疑わしさを覚える、それがサナギ。

そんなドロドロにも関わらず、あんな薄い殻、糸だけで支えるという不安定さ、というか動けないだろう、一番攻められたらまずい時を一番無防備な姿で過ごす、なぜ?っていう。わからん。

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(wikipediaより)

それにしてもこのサナギを含め、昆虫ってのは、あまりにも地球上の他の生物と根本的に違いすぎる所があると思いません?人の虫に対する嫌悪、恐怖は、そんところにもある、と思う。

そのドロドロが、取れた角から表面張力よろしく盛り上がり、茶色と白と黄色が混ざったような粘液が生生しくゆっくりあふれる様をみた時に、サナギに対する不可思議、そして恐怖はピークに達する。

なんてか、え、あのイモムシが羽を得るにはここまでしなきゃいけないの?こんなバラバラドロドロに自分で一回しなきゃダメなの?死んじゃうよ?という、まさに命というものの命がけさを目の当たりにして、俺はサナギにはならないけど、生きるってのはここまでのこと?成長するってのはかくの如し??みたいな、いまなら言語化できるような、そんなのがさぁっと過ぎって、振り払うに泣くしかなかったのだ。

あれ、なんの話だっけ?

ああ、そうそう、リトプリリトプリ。サナギのことになるとつい熱くなっちゃう、ヤバイヤバイ。とにかく、成長して飛び立つためには、一回自分をドロドロまで死の淵まで追い込まなきゃいけないのかって。それがリトプリ。

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本題入るまでにまた終わっちゃった。
また次回。