落ちるように走る① | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

落ちるように走る①

以前も書いたのですが、できるだけ毎朝、体調管理のために走っています。
僕はもともと小学生の時に保険の先生に「ちょっと入院してみない~☆」と明るく告知されたほどの肥満児であり、その解消のためにクロスカントリースキー部に入っていました。肥満と長距離走というのは基本的には一人の人間の内部には共存しないものです。案の定、僕は遅くて出る大会出る大会、ワースト10に入らないことのほうが珍しい存在でした。

今考えてもよく続けていたものだと思います。実際、実家に帰る度に母親にも「それにしてもよく辞めなかったわ」と今でも言われます。幼心に、絶対に向いていないとわかっていながらも心の何処かで「ここで辞めたら何だかわからないけど大事なものに負けた気がする」そう思っていつも集団の最後方をノシノシと歩くように走っていたものでした。この肥満児時代の想い出は書くとキリがないので、またいつの日か書きたいと思います。

ですが、三つ子の魂百までとはよく言ったもので、通常の体型になった今でも「走らなくては太る」という半ば脅迫観念にも似た(実際に体質的にすぐ太る)想いから、毎朝寝起きにヨロヨロと寝ぐせを直さぬゾンビのようによろめきながら、薄暗い境川沿いを走っているのです。そういうのを見つけたら僕です。

まあそれ以外にも朝走ることを医者に勧められてたりだとか、色々あるんですが、歯磨きよりも欠かすと気持ち悪い日々の日課として体に染みこんでいるわけです。あんなに遅くて嫌だったのに、習慣とは恐ろしいものです。

一つ誤算があって、体が軽くなればきっと人並みに早くなるだろうと思っていましたがそうでもありませんでした。もともと長距離は苦手なようです。かといって短距離も得意ではありません。筋力や瞬発力といった身体能力としては平均かそれよりもちょっと劣るようです。これがわかった時は残念でした。だから数ある身体表現のなかでも、身体能力はさしてアドバンテージにならないマイムを始めたわけですが。


あ、なんか本題に入る前にダラダラ書きすぎました。本当はそんな自分でも毎朝走ることに関する楽しみや喜びを書きたかったんですが。また次にします。