一路大阪 | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

一路大阪

ちょっと閑話休題。

なんか宝塚の女優さんみたいな題名になりましたが、いよいよ大阪公演に向けて乗り込みます。

おかげさまで様々な土地へ伺わせていただいております。一所に留まれない放浪癖のあるB型の僕の夢は、世界を旅することなので、旅公演は心が踊ります。むしろ旅公演に憧れてこの職業についたといっても過言ではありません。

さて、旅公演の際にいつも話題にあがるのが荷物の大きさです。

今回は5泊6日の滞在になりますがメンバーの標準的な装備はこんな感じです。
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キャリーケースかもしくは大きめのリュックにいずれも手持ちのサブバッグ。まあ大体9割がキャリーケースとみて間違いありません。

自分はというと
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トートバッグ。のみ。

「それ荷物少な過ぎでしょー」
という話に大体なるのですが、正直そんなに何を持って行けばいいのかよくわからないのです。

Tシャツが二枚で、毎日洗えば回せるし、下着も同じ。あとはパソコンと本があれば、、、といった感じ。まあ旅先でいつ運命の出会いがあるかわかりませんから、オシャレな服をたくさん持って行くというのもあるかもしれませんが、公演の場合は一日のほとんどを劇場で、稽古着で過ごすので、あまりそれもいらないのです。お客様との出会いあれば十分。(ちなみに稽古着など劇場使用するものは「私物バッグ」をつくってトラックに乗せてもらえます)

なので、みんなが大きなキャリーを引いていると一体何が入っているのか不思議で仕方ないのです。


まあもともと、以前も書きましたが物を持ちたがらないというのもあって、それだから数学とかパントマイムとかやっていたわけです。なるべく体一つでいたい。


そんなわけで大阪に向かいます。
大阪公演はまだまだお席ございます。木の実ナナのアトリエダンカンでさえ倒産してしまったこのご時世、舞台の世界はどこも厳しく私たちも他に漏れません。今回の劇場であるシアターブラバも、2016年での閉館が決まってしまいました。

このブログを読んでくださっている関西近辺の皆様、関西にお住まいでない皆様も、ぜひ「泣かないで」ご覧になってください。決して損はさせません。

経済的に疲弊した日本で、エンターテイメントが淘汰されていくのは時流に逆らえぬ動きなのかもしれません。が、それでも、今回の「泣かないで」の思想の背骨の一つである聖書の言葉を借りれば「人はパンのみにて生くるにあらず」であり、そのパンではない大切な何かを大阪に残して来れるよう、真心込めて精一杯やってきたいと思います。

メッセージいただければお席ご用意いたしますのでお気軽に。


ではいってきます。


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