「泣かないで」に想うこと④ | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

「泣かないで」に想うこと④

記憶の扉を開き、少し小学校の話をします。

小学校高学年の時の担任が、菅沼先生という先生でした。

菅沼先生は一言で言うと「ワイルド」な先生でした。当時は40代前半くらいでしたでしょうか、毎日黒シャツ黒パンツという黒ずくめの上下、20年以上前の小学校にもかかわらず、黒のフェァレディZで登校し、一人地下の駐車場に車を停める(他の先生は地上の普通の駐車場なのに)。

運転するときは黒の指ぬきの革手袋とドロップのサングラスを着用し、当時流行っていた「ナイトライダー」よろしく、家庭訪問ともなれば助手席に一番目の訪問先の生徒を乗せて滑らかなアクセルワークで地下駐車場を発車し、生徒の要望に応えて、彼の家の近くの広い駐車場をみつけては轟音を立ててドリフトブレーキ。そして生徒とともにドアを閉め家庭に訪問する。車ひとつとってもそんな先生でした。

もちろん彼というのは僕にほかなりません。

車だけでもこうですから、授業その他は更にと言った感じです。書こうかと思ったけど、今考えると新聞沙汰になりそうなことばかりなので控えておきます。そう考えると、あれがまかり通っていたのだから時代というのは変わるもんだなあと思います。今は本当に厳しい。

ですが、そんな菅沼先生が大好きでした。面白く突拍子もなく、怖いけど優しい。

さて、そんな先生は長めの白髪がちな総髪でした。イメージとしてはブラックジャックのドクターキリコというか、髪の長さはゲゲゲの鬼太郎というか、そんな感じです。ドクターキリコがドロップサングラスかけて運転しながら授業していると思えばどれだけ変わった先生か少しわかると思います。
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小学生ながらいろいろどうでも良い雑学を山のように教わりました。
給食でイカリングを食べていると、実はイカは液晶につかわれているとか、なんかそんな話をいっぱい。僕はそれも大好きでした。毎回脱線する授業と聞いたこともない話にワクワクしていました。


そんな先生が特に熱弁していて、胸に残り、今も実践している二つの話があります。その一つが、


「頭を洗うときはシャンプーを絶対につかうな!!」


だったのです。


あ、時間だ。

こちらも「泣かないで」からちょっと脱線しちゃったようにみえるけどちゃんと戻りますんで。続きは後ほど。



伝えたいことがあると、ついつい脱線しちゃうもんだったんですね。先生。