今日は死ぬのにもってこいの日だ | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

今日は死ぬのにもってこいの日だ

今日も時間がないので好きな言葉の引用です。

昨日のブルーハーツの青空の歌詞に
「ぴかぴかに光った銃でインディアンを打ち倒した」
ってところがあるんですけど、インディアンつながりということで好きなものを。
これもまた五月に思い出すものの一つです。


アメリカのニューメキシコ州にプエブロというインディアンがいます。いまも2000名ほど暮らしているそうです。その住居はタオス・プエブロといって世界遺産にも指定されています。

そんなプエブロの古老の言葉にこんな有名なものがあります。


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今日は死ぬのにもってこいの日だ

生きているものすべてが わたしと呼吸を合わせている
すべての声が わたしの中で合唱している
すべての美が わたしの目の中で休もうとしてやって来た
あらゆる悪い考えは、わたしから立ち去っていった

今日は死ぬのにもってこいの日だ

わたしの土地は わたしを静かに取り巻いている
わたしの畑は もう耕されることはない
わたしの家は 笑い声に満ちている
子どもたちは うちに帰ってきた

そう 今日は死ぬのにもってこいの日だ


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不思議なもので、読んでいると、すっと心が穏やかになります。
難しい表現などは一切なく、小学生でもわかる言葉で書かれています。それなのに、心を打つ。

スマホやパソコンが自動変換してくれるので、僕などは得てして、普通自分だったら書けないような漢字も平気で打ってしまうものだから、文章が難しくなるきらいがあります。

でも、なんでもそうですが、本当に人の心を打つものは、大概にしてシンプルです。気をつけないと。


ニューメキシコにこんな日本みたいな五月があるかどうかわからないけど、きっとこのプエブロの古老が詠んだ日も、こんな風の心地よい、すべてが穏やかな五月みたいな日で、そんな時にすっと、ターコイズ色の真っ青な空に還っていったんじゃないかな、


なんて思うわけです。





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