体をどう使うのか | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

体をどう使うのか

さて、なんだかんだで舞台を始めて10年ほど経ちましたか。で、体も当然ボロが出てくるわけです。この間書いたように、もともと怪我が多くて、しかも治らない箇所も出てくるわけです。まあ大概、みんなそうなるんですけどね。

そんな箇所が、僕の場合も数多くあるわけですが、なかでも酷いのが腰~太もも裏にかけてです。具体的に書くといろいろめんどくさいのですが、とにかくもう常に痛みがあって、可動領域も限られてきます。

そういうわけで、僕はカンパニーで最も体が、特に足腰が硬いのです。柔らかくなるものでもなくて、ある程度以上いくと電気的な痛み(肘をぶつけた時のもっとビリッとした痛み)があってそれ以上いきません。

具体的には長座で足のつま先まで手が届かないのです。志村けんのコントみたいです。ミュージカルやってるのに嘘みたいな笑っちゃう話です。まあ痛みの話ばっかりしていても仕方がないのですが、足腰に限らずこんな感じなわけです。

とはいっても、最初はなかなか受け入れ難いものがありました。やっぱり足がびょーんと上がったり、床に開脚でペタっとくっついたりするのに憧れがあったわけです。でももうそんなこと言っていてもどうしようも無いわけで、これと付き合っていかなくてはいけないわけです。そうなった時になにを考えるかというと、

①これ以上怪我をしないように体をどう使うか
②この状態で表現を広げるために体をどう使うか

となります。で、いろいろ考えたところ
photo:01
やっぱり「脱力」となるわけですね。
宮本武蔵さんも言ってましたが。

じゃあ脱力するためにどうするかっていうとまた今度。





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