本を貸す | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

本を貸す

本を貸すというのは、ドキドキします。相手に読む時間もとらせるし、面白くなかったら申し訳ないな、、でも自分は最高に面白かったんだけどな、、、なんて考えます。


さて、最近あまり小説は読まなくなったのですが、それでもちょこちょこ読んでまして、うちのカンパニーの安中と話をしていたところ何かオススメはないかということになり、幾つか物色してみました。

安ちゃんはゲームが好きだったり、GANTZのようなSFの世界観が好きなので、こんなのを選んでみました。

まずこちら。ドンッ!
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「マルドゥック・スクランブル」:冲方丁

こちらはある街の有力者に殺害された少女が、これまたある科学者の造った最先端の人工身体を与えられ、最後には復讐を遂げる、といったストーリーの話です。

なんでこれを買ったのかというと、そう、本屋大賞を受賞し映画化もされた「天地明察」を執筆した冲方丁のSF小説なんですねー。

天地明察が出た時に、これは面白そうだ!と思って買おうと思ったんですが、まだハードカバーが出たばかりで、重いし高いしツアーで持ち歩くには大きいし…ということで、まずはこれを読んでみようと買ってみたら「アタリ!」でした。

実は冲方さんはSFの方が良く書いてるんですね。ですから、その記述の凝り方など、読んでいてグイグイ引き込まれます。GANTZが面白かった人はオススメです。

もう一つはこれ。ババン!
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「ジョーカー・ゲーム」:柳広司

日本軍に秘密裏に作られたスパイ機関「D機関」に属するスパイ達を描き「スパイ・ミステリー」なるジャンルを切り拓いたミステリー小説。

これはなんで買ったかというと、「ジャケ買い」です。僕は結構ジャケ買いしちゃうんですよねー。で、大概ハズレない。やっぱりコピーとかイラストとか、ファーストインパクトを与えるものって大事で、そのセンスってのは中身もそんなにズレないですよね。重要だなー。

安ちゃんこっちから読み出したみたいで、次の日早速、

「修也さん、ジョーカー・ゲーム、ヤバい。俺D機関入ります」

と言ってきました(笑)。気に入ってくれたみたいで良かった。
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早く全巻読んでくれるといいなー。


オススメの本を喜んでもらえるって、貸し甲斐が、、、ありますよね。




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