眠れぬ夜に | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

眠れぬ夜に

こんなに眠れぬ夜でさえ
きっといつかの思い出になっちゃって
こんなに哭いた夜でさえ
またどこかの酒の肴になっちゃって

月が出来損ないのピンポン玉みたい
夢はいつだってみたままの姿
今日は昨日と明日の折り返し
穴を掘って叫んだところで
王様の耳なんか何だっていい

こんな全てが止まっちゃった夜に
傍で川だけがさらさら流れて
こんな苦虫を噛み潰した夜に
草むらで虫だけがころころ鳴いて

わたしはいつから夜に眠れぬほど
弱くなってしまったのだろう

ふと切望してしまう
早く朝日がくることを
きたところで何が変わるわけでもないというのに






(注:ちゃんと寝てますよ。)
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