自分の感受性くらい | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

自分の感受性くらい

ブログを書いてみると、どうしようも無いアホなことを書いたり、どうでも良いストイックなことを書いたりと、周期的に針が振れるのが良くわかり、それはそれで自分の状態がよくわかって、ああ、これはこれで書いている意味はあるなと、思ったりします。

で、いまは後者で、読んで頂ける方にとっては笑える記事の方が面白いだろうなと思うのですが、これもまた自分の一面ということで、心のまま書き記しておこうとも思うわけです。

あとで読むと、なぁに言ってんだかなぁ拙いことを、、、と恥ずかしく憤りを覚えたりもしますが、まあそれもまたありやなしやと。


さて今日は写真もないので、好きな詩を一つ載せます。こういう時にはこういう詩を思い出すものです。茨木のり子さんの一編。

この方は、ほんとにすごいと思います。詩でこんな風に叱ってくれるのもこの人くらいでしょう。


「自分の感受性くらい」

ばさばさに乾いていく心を
他人のせいにはするな自ら水やりを怠っておいて

気難しくなってきたのを
友人のせいにはするなしなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを
近親のせいにはするななにもかも下手だったのは私

初心消えかかるのを暮らしのせいにはするな
そもそもがひよわな志に過ぎなかったのだ

駄目なことの一切を
時代のせいにはするなわずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい自分で守れ
ばかものよ



…はい、明日もがんばります。おやすみなさい。


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