照れアポ | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

照れアポ

一月の下旬に公演があるわけなのですが、自分たちの友人知人を呼ぶだけでは限界もあり、満席にするというのはやはり大変なことです。

そこで、学校や企業、各種団体にお電話をかけ、アポイントメントをとって団体観劇などの話をさせてもらいにいくわけです。自分たちのマーケットは自分たちで拡げる!がモットーなのです。

しかし、この電話でのアポ取り、やはり難しいものです。そもそも電話は難しいものです。ましてや飛び込みで先方に約束事を取り付けるというのはなまなかなことではありません。苦手意識や恥ずかしさで、テレアポならぬ、照れアポになってしまうわけです。

誰にでも初めてというのはあるもので、まだ慣れないメンバーに練習をさせてみると、だいたい出てくる症状が共通して三つくらいあります。

①敬語が変。
「それでは後ほどお電話をお掛け直させていただくということでいかがでございますでしょうか?」

テンパり過ぎて最早自分を敬ってしまっています。

②話が途切れない。
「私共は~と言いまして、~なんですが、~でございまして、~ということで、~お電話させていただきましたんですけれども、…」

なんとか自分のことをまず説明しなくてはと思い、一生懸命話しているうちに切りどころを見失います。

③トーンが暗い。
「はい、はい、…左様ですか、…
ええ、…えぇ、…ぇぇ、… 、 ぇ …」

①と②の繰り返しにより、すっかり慌てて迷走し自信をなくし、声も小さくなり、終わる頃には全く元気のない人がかける状態になります。

こうなるとアウトですよねー。


なんて偉そうなこと言ってますが、自分も今だにこの三つはまだ出てしまいます。

アポ電話の怖いとこは、断られるとあたかも「自分が否定された」という気分になることです。たまたま先方の興味にそぐわなかったり、スケジュールに合わなかったりというだけのことなんですが、断られ続けていると、自分の人格や存在を断られているような心持ちになります。

これは照れアポに限らず、本来関係ないことを勝手に自分で関連づけて一括りにしてダメージを受ける、ということをよくやってしまいがちです。

冷静に分けて考える癖が大事で、こんな無駄な自意識の過剰は必要ないのです。

この認識を改めるのに結構時間がかかりました。でもこれがなくなるだけで、かなりのパーセンテージでアポが取れるようになりました。


まあとはいえ、やはり飛び込みでのアポ電話は緊張するものです。「うちの店に来ていいよ」「うちのサークルに来ていいよ」なんて方がもしいましたら是非お声かけください。



喜んでテレアポかけさせていただきますので(笑)。









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