ドグラ・マグラ | 渡辺修也オフィシャルブログ「雨ニモマケズ」Powered by Ameba

ドグラ・マグラ

読書の秋だというのに、一冊も本を読んでいません。台本ばかり読んでいても世界と価値観が広がりませんので、イメージ力を鍛えるためにも、何かしら読まなくてはと焦っていたところです。

また、この時期は、劇場に通うため普段慣れぬ満員電車を利用しなくてはならないこともあり、その対策として、車中で本を読み時間の流れを早くするという意味からも、僕は本を読むようになります。


で、ついに手を出してしまいました…


「ドグラ・マグラ」


言わずとしれた夢野久作著の日本三大奇書に挙げられる伝説の本です。本当はアイザック・アシモフのある本を探していたのですが、見つからなかったので、これも良い機会と思い、恐る恐る手を出したのです。

あまりにもぶっ飛んだの文章と、メタ・メタ・メタ・…構造などにより、完読者が極端に少ない伝説の本として有名です。

大学時代、書店で文庫を発見し、その衝撃的な表紙絵で手にとってみました。

表紙絵をブログに載せようかと思いましたが、さすがにエロティック過ぎるので今日はやめておきます。とても芸術的で僕は好きなのですが。(でもやっぱり表紙絵とかジャケットって大事ですよね。物語の雰囲気とあいまって、表紙絵史上でも一二を争う佳絵かと思います)

その時は、これは自分に手におえる本ではないと思い、購入は見送りました。

しかし今回、青空文庫の編者が頑張ってくれたおかげで、iPhone上て読めるようになったのです。

この伝説の本を手に持つ紙の質感で楽しまないのは邪道かと思いつつも(表紙絵がないのも味気ないし)、電子書籍の恩恵と思いダウンロードしてみました。


「一度読んだ者は必ず精神に異常をきたす」と呼ばれる本著。今のところ通常の展開ですが、そろそろ迷宮に突入しそうです。

果たして読み終えて無事に戻ってこれるでしょうか。。。


iPhoneからの投稿