絵心勝負

冨永波奈のブログにも同じことが書いてあります。が、あえてこちら側の視点から同じ日記を描いてみようかと。
読み比べてみてください。




先日、チケット購入者にポストカードを送るとブログに書いたところ、不遜にも波奈が「それは特典にならない」と言ってきました。

な、なんということを、、、

ならば15年分のリハビリも兼ねて実力の差を見せつけてやるわ！絵心勝負じゃー！！


まず最初のお題は、天然ガール安島萌から。

ほほぅ、「ドラえもん」か。最初に相応しくオーソドックスだな。

では参るぞ！


ほわちゃぁあぁあー！！


、、、はぁはぁ、右手に鈍い痛みが、、、まだ完調ではないな、、、。

さあ、波奈、見せてみるがよい。

、、、なんだこれは？真面目にやっているのか？首だけしかないではないか！

ドラえもんのアイデンティティである四次元ポケットを描かぬとは笑止千万。これでは何処ぞの狸となんらかわらんわ！！

しかも目と目の間の「ドラフェイスライン」が消えているではないか！！こんなものは、もはや何えもんだか区別もつかぬわ！！

見るがいい！

まずは口。
唇の突き出たカーブこそが藤子不二雄イズムを忠実に際限しておる。

そして足元。
反重量装置で移動するドラえもんの、足元で起こるであろう土埃を忠実に現しておる。原作に基づきながら原作にないリアリティの追求、これが絵心じゃ。

圧勝である。


何？納得いかない？
しかたない、、、もはや結果はみえているが、そんな勝負を受けて立つのも先達の役目。
胸を貸そうぞ。


では、次のお題は、Rカンパニー絵心の大元締、大川麻里江巨匠より頂こう。

なるほど、世界の「ミッキーマウス」。引導を渡すにはちょうど良い。

では筆を走らせようぞ！

んふぉうぅおぉおうおぅーーーっっ！！

、、、んぬはぁ！右手が！右手に激痛かぁっ！！、、、俺に残された時間は少ない、、、。


さあ、いざ勝負！みせてみるがよい！！

、、、な、なんなのだこの生物は、、、？は、波奈よ、、正気なのか、正気で描いたのか？

まず眉毛などないわ！それになぜいつも頭部しか強調して描けんのじゃ！！これでは歩くこともままならぬわ！！
リアリティの欠場も甚だしい！！絵をなんと心得る！！！


ふぅふぅ、興奮しすぎてしまった。大人げない、、。ではとくと見るがよい！！

まず目！あえて初期の目の形を忠実に再現してみた。ウォルトも草葉の陰から喜んでおるわい。

そして指！かの大鼠の指は四本であるぞ！！こういうところからリアリティを突き詰め、絵画にバックボーンを与えるのじゃ！ノリや感傷でデフォルメしてはイカン！！

そして、膝がしらの関節も描き加えておいた。この小さな心遣いが、絵に魂を吹き込むのじゃ。ほら、儂のミッキーは100mを10秒台で走れる骨格を手に入れたのじゃ。お主のミッキーと徒競走したら、完全にこちらが勝つわ！


やはり圧勝である。


まあ、指ならしにはちょうど良い戦いであったことよ。波奈、精進するがよいぞ。



さあ、明日も筆を滑らせるぞな。








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