2012年11月山辺町で第1回目の「星ふるロードマラソン」が
開催された。会社の後輩で営業のT橋君、私より一回り年下だが
彼はスノーボード好きで会社が終わってからでもナイターに行
く程ボードにハマっていた。そんな時期にお互いウィンタース
ポーツが好きな事を知って蔵王やジャングル・ジャングルに
何度か行ったことがあった。でも彼はどちらかと言うと走った
りする様な苦しい事が好きなタイプではなかった。

そのT橋君が彼のバイク仲間にランニング好きの人がいて何度
かマラソン大会に出場したことがあり、その記念の第1回目の
星ふるロードマラソンに出るので彼も刺激を受けて大会に出た
いと言ってきた。それが開催前の4ヶ月くらい前だったと思う。
5Kmを目指して走りたいというので「いくら5Kmと言っても
今から少しづつ走っておかないとキツイよ」と言ったら彼は
「分かりました」と言って早速、スポーツショップからランニ
ング用のパンツ、シャツ、シューズを揃えて練習を始めた。

朝、出社して私のデスクの前を通ると走った翌日は必ずと言っ
ていい程「昨日、何Km走りました」と報告に来ていた。
彼はあまりストイックなタイプでは無いのでどれくらい持つ
かと思っていたが大会前の数ヶ月は自分を追い込んで走って
いたようだ。
それともう1人、同じ会社でサービスマンのW辺君、彼は次女
と同じくらいの年で高校時代は野球部だったせいも有り中々の
スポーツマンだ。2011年6月に結婚したばかりで新婚ホヤホヤ
だ。彼も運動好きらしく時々、自宅近辺を走っていて5Kmを
目指して大会に出場すると聞いた。

大会当日のパンフレットを見るとまだ彼等は所属の所は何も
書いていなかった。私は10Kmの男子50歳~59歳にエントリー
しもちろん所属は「メ◯◯AC」になっている。
いよいよスタートの時間が迫ってきた。先に5Kmがスタート
した。その後に10Kmのスタートだった。その日の天候は
まずまずで記録もベストのタイムを出すことが出来た。
走り終わって休んでいるとT橋君とW辺君がやって来た。
T橋君はすっかり走ることが好きになったのか「来年は3人で
メ◯◯ACのTシャツを着て出たいね」と言って来た。W辺君
もそれには賛成で早速、来年Tシャツを作って出ようと言うこ
とになり、とりあえずたった1人のアスリートクラブから3人
の「メ◯◯AC」が始動する事になった。つづく・・・。