毎日が楽しくなる

感性の磨きかた



そんなキャッチコピーにひかれて

センスオブワンダーの本を知りました






 


センスオブワンダーとは

神秘さや不思議さに

目をみはる感性のこと







子供が生まれながらに持っている、

豊かな感受性のことをいいます

 






人間は大人になるにつれて

知的な好奇心が働かなくなり

神秘的な光景を見ても、

心が動かなくなってしまう注意




つまり

センスオブワンダーが鈍くなるのですが、

子供の頃の豊かな知的好奇心(感性)は

どうしたら新鮮なまま保てるのでしょうか?







それは、子供と一緒に

大人も感動し探求すること

なのだそうですプレゼント






その積み重ねは

やがて両者に

情緒や感受性の豊かな土壌を育みます








探求には勿論、

子供に関わる大人に

それ相応の知識や教養が必要になりますが

一番大切なことは

子供と共に心を動かすこと

だと著者はいいますひらめき電球









センスオブワンダーは

生きる力の源







地球の美しさと神秘を

感じ取れる人は

人生に飽きて疲れたり

孤独に苛まれることは

決してないでしょう







たとえ生活のなかで

苦しみや心配ごとがあったとしても

必ずや

内面的な満足と

生きていることへの新たな喜びに通じる

小道を見つけ出すことができます





最後に

彼女が友人に宛てた手紙を

紹介します







彼女のセンスオブワンダーを

感じてくだされば幸いです




    

とりわけ心に強く残ったのは

まるで見えない力に引き寄せられるように

西に向かって一羽、また一羽と

ゆっくり跳んでいく

オオカバマダラの姿でした



 






彼らは戻って来たでしょうか





いいえ





蝶たちにとってそれは

生命の終わりへの旅立でした








午後になって思い返してみて

気付きました





あの光景は

あまりにも美しかったので

蝶たちがもう決して戻ってこない

という事実を口にしても

悲しい とは

感じませんでした











すべての生きとし生けるものが

生命の終わりを迎えるとき

私たちはそれを

自然の運命として受け入れます











オオカバマダラの一生は

数ヵ月という単位で定められています






人間の一生はまた別のもので

その長さは人によって様々です







ですけれど

考え方は同じです







歳月が自然の経過を辿ったとき

生命の終わりを迎えるのは

ごく当たり前で

決して悲しいことはありません








キラキラ輝きながら跳んでいった

小さな生命が

そう教えてくれました








私はそのことに

深い幸福を感じました








あなたも

同じように感じてくださることを

願っています