ちょっと前に、JR北海道の特急列車の火災事故がありましたね。
 
一部の車両の推進軸部品が脱落し、線路を破壊した結果、その後方車両の燃料容器が破損し、火災に至ったという話を聞いてます。
 
 
なので・・・
 
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うちのセレナの推進軸と、最終減速機です。。。(^▽^笑)
まぁ、ついでに燃料容器も写ってますけどね(^▽^笑)
 
画面中央部の黒い横棒のようなのが、推進軸・・・英語でプロペラシャフト・・・です。
その右のが、最終減速機ならびに差動装置。
 
このセットで、エンジン及びトランスミッションから出力された回転力を、後輪軸に伝えるわけです。
最終減速機で、回転数をさらに下げ・・・このセレナの場合、およそ1/5にしてますね。
 
左右のタイヤへは、差動装置(デファレンシャルギア)で左右の回転のずれを補正しながら伝達します・・・カーブでは左右の移動距離が違うため回転数を変えないといけないでしょ・・・
 
その最終減速機の箱・・・ちょっと錆びてきてるなぁ~~f^^;
何せ、14年ものですからしょうがないか。。。
 
 

たぶん、JR北海道の列車の事故は、あのプロペラシャフトを最終減速機につなぐボルトが折れて、プロペラシャフトが落っこちてしまって、レールを破損したんでしょうね。
 



 
それから、一番下に見えてるのタイヤです。。。
実は、スタッドレスタイヤのままです。
なぜなら、もう夏タイヤのサイド部がひび割れを始めてて、いつ破裂するかわからなくなってきてるからなんです。
あと、何年乗れるかわからないこの車・・・
このスタッドレスタイヤもまだ6000キロほどしか走ってないので、この夏はそのまますごしてしまおうという魂胆なんです。
そのタイヤの中央部に突き刺さるような鉄板は、リアサスペンションアーム。
このセレナは、四輪独立懸架なんで、凝ったサスペンションをしてます。
当時、マルチリンクサスペンションと呼ばれてましたね。
 
この車、160万円ほどの車だったと思いますが、当時でも破格の値段のスポーツサスペンション車です(^▽^笑)
 
 
 
そのタイヤの左に見える黒い塊が、燃料容器。。。すなわちガソリンタンク。
最近は、樹脂製ガソリンタンクばかりかと思いますが、当時はまだ鋼板製ばかりでしたね。
 
鋼板を、ドロー加工といって、引っ張って成型する工法ですが、理解できないですよね。
普通の鋼板を曲げて加工するのは「フォーム加工」といいますが、それとはちょっと違って搾り出すような感じでこの形を成型してます。
だから、鋼板は0.7mmとかだったものも半分くらいまで薄くなってしまってると考えていいでしょう。
だから、ガソリンタンクに石とか当たると、ちょっと困った話になるわけです。
 
大型トラックとかのタンクは、フォーム加工で形を作り、側面の鋼板は少ない量のドロー加工でできてるから鋼板の厚さはほとんど減ってないと思いますが、いずれにしても1mmあるか無いかって程のものなんで、JR北海道の場合が似たようなものとしても、1mあたり50kgもあるような鉄片がぶつかってきたら、一巻の終わりですね。
 
 
 
そうそう、左上の白いの・・・
あれがマフラー(消音器)です。
あれが無いと、すごくうるさい廃棄音になるのは、レースマシンや暴走族のバイクや車の音でご存知かと思います。
 
 
 
燃料タンクの右、タイヤのほうに向かってるホースのようなの・・・
あれは、サイドブレーキのワイヤーです。
フットブレーキは、油圧ですよ。でもココからは見えないです。
 
サイドブレーキは、最近の車でもワイヤーです。
なぜなら、フットブレーキと別物にし無いと、安全性が確保できないからなんです。
フットブレーキの油圧に異常が起きたとき、サイドブレーキの機械的なブレーキでないと止まれないってことになっちゃうからですよ。
 
 
 
 
長々と、自動車の勉強をしました(^▽^笑)
 
久々に、マイカーの床下を見たら、説明文を作りたくなっちゃいました(^▽^笑)
 
 
 
 
photo
 camera ・・・ Nikon COOLPIX L21
 date ・・・ 2011.6.