令和4年1月12日、昨年10月より飼い始めたボリスブラウン(品種名)の娘たちが待望の卵を産卵を開始した。

  午前7時、外はまだ寒く、薄暗い朝。餌やりと水替え、掃除に行ったとき、2個の卵を発見した。思わず、「よっしゃあ!」とガッツポーズ、「よーやった!ありがとな」全8羽の鳥たちの背中をなでなでしてまわった。

感動の初卵!

 

  飼い始めたのは3ヶ月前、生後2ヶ月の中ビナだった。

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  昨年度まで小学校教諭をしていて、34年間の間に20年以上は飼育栽培の担当をしていた。
 ウサギ、ニワトリなどの小動物の世話を子どもたちと一緒にしていく中で、ニワトリたちの卵を毎日のように見つけることが喜びの一つだった。

  学校で産卵した卵は先生方に売ったり(1個15円、無理矢理かも!)、自分で買い取りをしたりしながら、餌代をニワトリたちに自給自足させることもあった。(結構まかなえた)そうしたことをしているうちに、自分で育てて卵を産ませたいと思うようになっていった。

 4月に早期退職してから、現在の仕事を始めるまでの間に、大工さんの支援を受けて鶏舎を建て、10月から雛を飼い始めたのだった。

 飼い始めると可愛いもので、私にすっかり慣れ、私の姿を見つけるとすぐに入り口付近に寄ってくる。中に入ると寄ってきて軽くつついてくる。後ろからはしょっちゅうだ。背中をなでようとすると逃げ出すが、またすぐに寄ってくる。「遊んで!」と言っているようだ。

私の声が聞こえると入口へやってくる。

足元へやってきて必ずつついて挨拶をする。

 

 ニワトリは生後150日ぐらいから卵を産み始めると聞いていたので、1月上旬ぐらいから毎日鶏舎へ行くたびに(今日ぐらいから産んでいるかも!)と期待を抱いていた。

 以後、まだ寒いのと産み始めの方なので、5日経って7個、まだサイズは小さい。昨日親子丼(親は家の鳥ではない!)にしておいしくいただいた。雄のコケタロウもがんばっており、ほぼ有精卵だと思われる。できるだけ外へ出して運動させながら育てていきたいと思っている。大変新鮮で弾力もあり、双子卵もあった。

雄のコケタロウ(ボリスブラウンのオスは白色、結構いかつい)

上が双子卵、下は4個の卵。新鮮そのもの!

 

ポツポツと、「産むようになったら買うからね!」と言ってくれる方も出てきた。願わくば贅沢にも、エサ代以上にこの子たちにがんばって稼いでほしい。


 これから暖かくなってくるうちに毎日のように産卵していくようになっていく。おそらく7羽の雌で1日に5~6個ぐらい産むだろう。

 寒い日がまだまだ続くが、ニワトリ小屋に行くのが大変楽しみとなった。命の恵みのありがたみに感謝しながら、いただきたい。