歯科治療と食生活は深く関係がありますから

患者さんがどんな物を食べて

どんな食べ方をしているかを知る機会はたくさんあります。

 

傾向として食の欧米化以前に

特に子供たちが

「お菓子を食べすぎているせいで食事の量が減っている」

ということが気がかりです。


「うちの子、食が細いんです」

「食事を食べなくて」

という話しを聞くことがあります。


食べなくてお腹すかないのかな?

と不思議に思っていたら、

よくよく話しを聞いてみると

食事前にお菓子やジュースを口にされています。


お腹が空いていないなら食べないんですね。

 

スーパーに行くたびにお菓子やジュースを買い

常に冷蔵庫には甘い飲み物がある、

いつでも飲める、

いつでもお菓子がある生活、

チョコ、ハイチュウ、ラムネ菓子、スナック菓子、

炭酸飲料、ヤクルト、アイスクリーム、菓子パン

などなど。

 

学校や幼稚園、保育園から帰ってきたら

上記のものを「おやつ」という感覚で毎日夕食前に多量に食べてしまっているご家庭は少なくない印象です。


(本来おやつとは3食の食事では取りきれない成長に必要なカロリーを取るもの)


おやつ=お菓子だと認識してしませんか?


では何をおやつとして与えるかというと、我が子が小さいころは保育園児2人と一緒に帰宅は19時〜20時でしたのでバタバタの夕食作りでした。

息子はまだ授乳中でしたし。


忙しい夕食前に与えるおやつでおすすめは夕食の一部を先取りで食べさせることです!


簡単なのは小さなおにぎりとか海苔そのものとか、です。

簡単だし夕食の一部なので安心です。

 

 

夕方食事前に甘いものと油ものでカロリーを取りすぎると

当然夕食の時間にはお腹が落ち着いていて

食事の量が減ってしまう。

お腹がすいていないのでしっかり食べられない。

夕食が足りていないので少し時間が経つとお腹がすく。

お腹がすくのでまたスナック菓子、チョコ等でカロリーを取ることになる。

 

このループが起きているご家庭は珍しくありません。

 

一人暮らしの若い女性にありがちなのが

食事を準備したり買ったりも面倒で

夕食をお菓子や甘いもので済ませているということ。

その日々を送っているとどうなるか・・・

当然体調不良を引き起こします。

 

食事の内容以前に、

食事をお菓子ではなく

ごはんとおかずで取る、という毎日を送る。

ということを知ってもらうことから始まることもあります。