昨日4泊6日のセントルイス帰省から戻ってきました。
今回の突然の帰省
実は旦那の母の葬儀に参列するため。
約2年前にASLという難病にかかり、歩行が出来なくなったり段々と症状は進んでいたし
良くなる見込みはなかったのである程度は皆覚悟をしていたのだけれど、
それでも急だった。
義母はとても綺麗で美意識とプライドが人一倍強い人だった。
(日本語でプライドが高いと言うと嫌な感じだけど、とっても良い意味で)
亡くなるその日まで、ネイルは勿論ペディキュアまで施し
数週間前に救急車を呼んだときですら、髪型を気にしていたくらい。
葬儀前夜のビジテーションでは誰もが彼女は内面だけでなく外見もいかに美しかったかを口にしていた。
だからこれ以上病状が悪化し、外見的にも肉体的にも更に衰えることなく逝ったのは、彼女の本望であり
それが分かっている旦那を始め他の家族の慰めになったよう。
私は彼女には2回しか会った事が無かったけれど、本当に綺麗で優しくてユーモアがあって大好きだった。
彼女の葬儀にはたくさんの人が来て、ありきたりな言い方だけど、彼女の人柄を物語っていたと思う。
義母の場合病気を患っての死で、家族もある程度の覚悟が出来ていた事もあり
葬儀での息子である旦那のスピーチはユーモアも交えたもので会場から笑いも出たりと
日本の葬儀とは大分様子が違った。服装も義母の希望で『黒一色禁止!』だったし。
それでも勿論泣いている人も多くいたけれど。
そして半年前、セントルイス挙式できて本当に良かった。
当初、私の家族も友達も皆が来られるハワイで挙げたかったけど、
それだけの長旅は義母には無理。
旦那も義母も『花嫁の希望が一番』と例え義母が参列できなくても
ハワイでの式に賛成してくれたけど、やっぱり誰が来られなくてもお互いの両親には来て欲しい。
幸い私の両親は健康で、遠くて大変でも行くことはできるし。
それでも本心では『あ~あ、ハワイのビーチで友達も呼んで挙げたかったなぁ』なんて思ったりもしたけど
挙式を終えてみて今は、結婚式って自分達の為のものじゃなくて家族や親の為のものなんだと思うし、
だからセントルイスで挙げられて本当に良かった。
そんな気持ちでいたら、旦那からも彼の家族からも義母の死後、何度もありがとうと言われた。
やっぱり皆同じ気持ちなんだね。
旦那とは結婚前から一緒に住んでいたし、結婚した実感が正直あまりなかったけど
義母の葬儀に彼女の家族として参列でき、結婚するってこういうことなんだと感じた。
私も義母のように最期まで『綺麗で素敵な人だった』と言われるような人になりたいと思う。