去年の夏の終わり、夕方からゲリラ豪雨が襲ってきて、それが全然過ぎ去らずに意外と長いことゲリラ豪雨が継続してて、心配になって玄関を開けて外を見てみると目の前に川がw
でもまぁここは平地で山とか崖とかないし、川もこの辺りにはないし、そもそも水が来るなら山側じゃ無くて海側からだろうし、その海側に向かってほんの僅かとは言え傾斜があるから大丈夫でしょって思ってたら、玄関ポーチまで浸水しましたorz

いわゆる床下浸水で、玄関扉の下にはレジ袋と園芸用の赤玉土で作ったなんちゃって土嚢で浸水は最小限に食い止めていましたが、玄関前のポーチには黒いドロが残ってて臭い臭い。
とりあえず水が引いてすぐ、ドロが乾かないうちにバケツで一生懸命水をかけて流したので掃除自体はたいしたことなかったのですが、あの程度の雨で浸水するならこれから先心配だと言うことで、引っ越しを考えるようになりました。

とはいえ、思い出したときにネットで不動産情報を検索するだけなんですけどね。

で、今年の3月半ばに昔住んでいた場所のすぐ近くに1件屋の売り物件が有り、再建築不可で築50年以上と言うことでしたが600万円となれば見に行くしかないでしょう!と思って見せて貰うことにしたのですが、その時現れたのがF屋不動産の■谷君でした。
(■谷君は待ち合わせの時間に待ち合せ場所で待っていることも無く、待合せ時間になってから電話して待ち合せ場所を細かいけどアバウトに指定してから車で移動して10分ぐらい待ってから到着という大型新人君でした。)

さて、お目当ての物件は昔住んでいた路地の入口近くの物件で見た目は昭和でしたが傷みはそれほどなかったものの、中を見ると柱や床に微妙な傾斜があったりして安心して住むためにはかなり大幅な、基礎も含めたリフォームが必要そうだったので、残念ながら諦めました。(再建築不可物件なので住宅ローンも難しいでしょうしね)

で、その後せっかくなので近くに良い物件があるなら見せて貰おうと思って紹介して貰ったのが駅前のワンルームマンション。

なめてんのか、オイ!

こっちは狭いとは言え土地付の一軒家を見に来てるのに、その人にワンルームを勧めるってさぁ・・・

いや、そのワンルームマンションは建物もエントランスも部屋も非常に綺麗でピカピカでお洒落でトレンディーだったんですけど、でも、今時の狭めのワンルーム(カタログ上は8畳ぐらい?)で、駅前ではあるけど上層階でもないし眺めも普通のビルが見えるだけ、キッチンも賃貸の狭いワンルームマンションに良くあるおまけのユニットキッチンで、お風呂とトイレは流石にセパレートだったけどウォシュレットじゃ無いしお風呂も狭くてシャワー前提な感じで、それなのに価格も倍以上で1,000万円越えとか有り得ないでしょう。

学生とか金持ちとかもっとナウでヤングなお洒落さんか可愛い女の子に買ってあげるのなら8畳程度のワンルームに1,000万円とか出してもいいかもしれませんが、いい年したおっさんの1人暮らしにこの物件は無いわー。

んで、こいつ大丈夫かな?と思いながらもどうしても薦めたい物件があるということで、間取りと場所を確認するとそっちの物件はなかなか良さそうな感じ。
ただ、夜は内見(物件の中に入って色々みること)が出来ないということなので別の日になるのでどうしようかな?と思いましたが、■谷君は置いといて物件そのものになにか感じるモノがあったので翌日の土曜日の13時に内見を予約してその日は終了。

翌日待ち合せ場所の駅前で昨日と同じ感じで集合して内見へ。

物件は駅から徒歩5~6分で信号は1つだけ。
そしてマンション前の道路の向こうは線路という好立地。
ただ、そのマンションをぐるりと囲むように少しだけ高い高級マンションが建っているので日当たりや眺めは諦めるしかないかなって感じで最上階の物件へ。

間取りはヘンテコでそれぞれの部屋も狭めで天井も低めでしたが、それでも最上階の3LDKの角部屋というのは魅力的で、トイレとお風呂が30年前のまま(給湯システムはパネルが新しかったので最近入れ換えてるように見えました)ではあるものの床や天井は綺麗で、壁も一部痛んでいる以外は綺麗だったのでこれで1,200万なら有りだなと思ったので取りあえず手付けを払って購入を決めました。

とりあえずこの物件は1,200万円でも安いと感じたのですが、安いなら安いなりの理由があるわけで、多分その理由はこんな感じ。(っていうか自分的マイナスポイント)

1.築32年
2.近場の中古マンションの相場が大体そんなもん
3.最上階でも目の前にそれより高い高級マンションが囲むように建っている(相手マンションは玄関側の廊下なので目が合うことはほぼ無いハズ)
4.ベランダがその高級マンション側にあるので眺望最悪(32年前にはマンションが建っていなかったし、逆側にはお墓とかが見えたり見えなかったりなので仕方ない)
5.エレベーターがめちゃくちゃ古くて遅い
6.間取りがヘンテコなせいで家具が置けない

1~3は私が買える物件と言えば大体そんなもんだろうし、4の眺めを求めるならタワーマンションとかに行くしか無いから所詮1,000万円前後では望んでも無理。
5のエレベーターはまぁ何とかなるでしょうって感じだし、6の間取りは壁を1個抜けば今時のお洒落でトレンディーなLDKに出来る可能性のある間取りだし、ミニマリストな生活にも憧れているのでまぁいっかって感じでした。

で、翌日手付けの10万円をF屋不動産の■谷君に払ったりしましたが、ココで値引きの提案とか説明は全く一切全然無し。
取りあえず安くしてねって一言言っておきましたが、■谷君はこの言葉はガン無視して、そのまま1,200万円で売主さんと契約を結んでくるのでした。

流石F屋不動産の期待の新人、■谷君です!

ま、1,200万円を値切ったところで1,000万円になるはずも無いし、1,100万円までいければ勝ちだけど(といっても頑張っても1,150万円な気がしますけど)、それよりも値切ったことで買えなくなっる方が悲しいので、ここは気持ちよく気前よくジェントルマンな感じでポンッと言い値を払う気持ちよさを買ったんだと勝手にテンション上げて我慢することにしましたです。

ま、F屋不動産だからこのくらいの損害なら軽傷な範囲な気もしますしね(TДT)