
!?

ナイア「本日紹介するのはこの人たち。ガシャポンのかめさんです」
ヴィアンカ「モノとしては、昨年末より展開された商品でしたか?」
ちと思うところあって、記事にするか悩んでたんだが、少しばかり心境に変化があっての。

ナイア「ラインナップさんは全部で4種類です」
ヴィアンカ「なにやらゴチャゴチャした説明書きが、ありまするが」
ま、いつものB社の技術自慢だの。

頭と尻尾と手足を引き出して、アクティブモード(?)に。
ナイア「私の前にいるのがインドホシガメさんで」
ヴィアンカ「僕の側に居るのが、ギリシャリクガメと、なります」
ナイア「手足さんも、ただ引っ張り出すんじゃなくて、少し独特な伸び方をしますね」
ヴィアンカ「シルエットも不自然なところは無く、これぞかめ、と言った様相であります。これが、かめの骨格構造から研究されたと言ふ、その成果なのですかな?」

ナイア「首さんはもう少し伸ばすこともできて、口さんも開きます」
ヴィアンカ「スタイル、塗装、可動と、これといった欠点もなく、かめのアクションフィギュアとしては、申し分のない完成度で、ありまするな」
これだけなら、500円の価値は、十分過ぎるくらいあるんだがのぅ……。
ヴィアンカ「まぁ、しかしながらこの商品には、その長所を掻き消す程の、致命的な欠陥が、ありますからなぁ」

ナイア「それがこの人たち、アルビノカラーさんですね」
ヴィアンカ「要するに、コスト削減の為の、塗装省略バージョン、と?」
たしかにノーマルのかめたち、塗装も凝ってて、どこかでコスト削らなきゃならんのも、頭では理解できるんだが、のぅ…………。
ヴィアンカ「封入率は、こちらのアルビノカラーが、圧倒的に上ですからな」
ナイア「普通なら、アルビノカラーさんて、レアアソート枠の特別カラーさんなんですけどね」
回しても回しても、ベンダーからこの白いのが出てくると、絶望を通り越して、いっそ殺意すら感じた。
~ここから茶番~
……じゃが、実はこのかめには、ノーマル以上の、超絶レアアソートが存在する。
ナイア&ヴィアンカ「な、なんだってぇぇぇ!!??」
それがこの、インドホシガメ(ゴールド)さんと、ギリシャリクガメ(シルバー)さんです。
ナイア「スゴいですマスター。あまりにもレア過ぎて、説明書さんにも公式HPさんにも載っていないメタルカラーさんたちを、とうとうドロップしたんですね」
ヴィアンカ「しかも、どちらか片方だけを確保するだけとても、金のエンゼル10体に相当する破壊力を秘めると謳われるコヤツラを、まさか2種共に揃えるとは。いったいマスターは、コヤツラの為に、諭吉を何枚、犠牲にしたと言ふのですか?」
ククク……。
いや…それは言わぬが華と、しておこうではないか。

ナイア「それにしてもメタルかめさんたち、本当にゴージャスですね」
ヴィアンカ「左様。一見、単純なカラーリングに見えて、実際は細かい箇所も塗り分けられ、何より、全身に施されたスミ入れにより、立体感も程好く、出ておりますな」
はっはっは。
やっぱし我の引きは最強だの。
まさかコヤツラを揃えられるなんて、我ながら恐ろしく……………………………………………………。
