友人から電話がかかってきました
ご主人は会社経営で裕福な暮らしをしている友人です。
最初は他愛もない話をしていたんですが、彼女がちょっとした愚痴を。
『取引先の銀行がお金を借りて欲しいって去年から何回も来るんだよねー
貸して欲しいときは出し渋るのに、今は借りる必要ないから断ってるんだけどね』と。
そりゃ、そうだよね。
必要もないお金借り利子取られて、借りませんよね!!
それから数週間、彼女に何があったのか・・・
また電話がかかってきて
『この間話してた銀行がお金借りてほしいって去年から言われてるって言ってたでしょ?
最初は何で必要のないお金借りなきゃいけないの?って思ってたんだけど、私いいこと思いついたの!
今、コロナで株がだいぶ下がってるでしょ?銀行にお金借りて株を買って利益がでたら銀行に返そうとおもって』
電話だし表情分からないけど、声からして目はキラキラしてる雰囲気。
『ちなみに銀行さんはいくら借りてって言ってるの?』と聞くと
『7000万』と。
恐る恐る私は聞きました。
『まさか7000万全部株につぎ込むの?』
『70000万借りて欲しいって言われてるけど、まぁ5000万くらいにしようかなーって思ってるよ
それでさ、cocoって株してたでしょ?教えて』と。
『いやぁ~、本当頼むから5000万もの大金を素人がむやみやたらに買うの辞めて。』
『だって、J○(大手鉄道会社)とか~、A○A(大手航空会社)とか潰れないっしょ!!
マイナスにはなったとしても0円にはならないしさ~』
↑
もう、分かります?この安易な考え
『たとえ0にならなかったとしても、1000万マイナスになったらどうするの?
銀行に返すお金でしょ?』
『そうだね~。まぁでも1000万もマイナスならないっしょ!!』って
なる可能性ありますから~
『いやいや、もうやめなよ~。旦那さんはなんて言ってるの?』
『やめろって言ってる~』
↑
だよね。だよね。旦那さんと同意見で良かったわ~
『ほら、そうでしょ。株やったとしても自分で勉強してからの方がいいよ
マイナスになったときの心労って本当半端ないから』
『やっぱり、そうなんだ~。旦那もそう言ってたわ』
旦那さんも株でミスったんかいー
『よーく考えて。5000万借りるにしても相当利子取られるでしょ?最低でも利子分の利益を株で出せるならいいけど、それだけの利益絶対に出せる?そもそも、そこまでのリスクを背負って株を始めなきゃだめ?』って聞くと・・・
『そっか~。確かに利子分の利益は最低出さないと損になっちゃうね~
やっぱりやめようかな~。あー相談してよかった』と。
『私も思い止まってくれて本当良かったよ。それでも株どうしても始めたいなら本は貸すよ。
あと、勉強して始めても最初の頃は値動きばかり気になってマイナスになったら心労が半端ないし、最初の頃は損切りもうまく出来なくて買値の半分になった株だってあるよ』と伝えました。
彼女は『え!?そうなの?』って驚いていましたが。
今回は彼女が思い止ってくれて良かったです。
でも、銀行からそんな大金を借りてほしいってお願いされるなんてすごいですね!
*株の勉強はいいと思います。
ただ、今回の彼女はあまりにもリスクがあるので止めました。
余剰資金ではない事、勉強不足すぎな事。
株は利益が出る時もあれば、損になる時もあります。
余剰資金ではない大金をいきなり株に注ぎ込むのはリスクが高いと思ったので、今回はとめました。
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