娘の川崎病②(昔の回想)

前回の続き



退院前2日になると


病院から個室に新規の患者さんを入れるので

大部屋に移って欲しいとの要請。



充実の個室をあとにして大部屋へ。



入院した病院では防犯上の関係と思いますが、

大部屋での夜の付き添いは女性限定でした。



妻いわく、

大部屋だと狭いし、音で目が覚めるし、

寝た気がしなかったとの事。


結局、10日間程度の入院で

お互いの職場の理解もあり実家の親(妻の)には

頼らず夫婦でなんとか持ち堪える事が出来ました。

※私の親は戦力外なので娘が入院した事は事後報告



娘の川崎病を経て

世の中のお子さんが長期入院されている親御さんの

付き添い環境は大変厳しいと感じました。



それ以降、

マクドナルドでハッピーセットを買う時は

ドナルド・マクドナルド・ハウスへの

募金付きのクーポンで買うようになりました。




退院後、1か月後、3か月後、半年後、1年後、2年後と定期検診を受けていますが、

今のところ心臓の血管に異常は見つかっていません。



子どもの健康は自分達以上に心配です。



ちなみに主治医の先生は女性で

当時の私達より若く、

30歳くらい?で凄く感じの良い方でした。


ほぼ毎日、

朝の問診から夜まで働かれている様子で、

総合病院のお医者さんは頭も良い上に

何よりタフじゃないと務まらない職種ですね。



最後に一つ。

娘が生まれたばかりの頃に

隣の課の課長さんと出張に行った際、

子どもの保険は安いのでいいから

絶対入った方がいいと言われました。



その課長さんはお子さんが小さい頃に

病気か怪我で入院されて結構な額を

手出しで支払われたそうです。

(その後、保険に入られたそうですが、

その先は幸か不幸か保険の恩恵は受けていないとの事)



子どもは自治体からの医療費受給券で

日額は僅かしかかからないはずだけど、

そんなもんかなぁ〜?と思いながらも妻と会話して

息子も娘もコープの安い保険に入りました。



ありがたい事にこの保険に助けられました。


入院は差額ベッド代、食事代、リネン代など

いろいろかかります。

(確かに、医療費の手出しは僅かでしたが)



入院初期の個室は医師判断で個室だったので

差額ベッド代は不要でしたが、

医師判断解除後も病室で仕事をする為、

数日は個室で過ごしたので、この分は手出し。



10日間程度なので払えない額では無いですが、

保険のおかげで手出しをほぼゼロに出来たのは

ありがたかったです。


先人のアドバイスは素直に聞いてみるものです。


今年もそろそろ川崎病の定期検診の時期です。