終わりの夜。 | in the pool

終わりの夜。

溜まっていた食器を全て洗った。
洗濯機も回した。お風呂に肩まで浸かった。
キャンドルを灯して煙草を吸った。
落ち着いたが、すっきりはしない。
今日一日、私はまた逃げ出した。

何度目だ、こういうの。数えるのも嫌になる。


怒られるのが怖いのか。
呆れた顔を見るのが怖いのか。
質問に答えられず真っ白になるのが怖いのか。
嘘がバレるのが怖いのか。

多分、ぜんぶひっくるめて懼れている。

嘘がバレて、質問責めに遭って、真っ白になって、怒鳴られて、呆られて終わる。
否定的な因果関係で結びつけ懼れを大きくしてしまう。

エレベーターに閉じ込められて規定時間に行けないなんてことも望んでしまう。
そしたら後日に延びるだけだ。何も終わってはくれない。何も変わらない。

明日も怖いし、明後日も怖い。時間が一秒経つのも怖い。
くそったれなんていう勢いも無い。悔しさも怒りも無い。
何も充てに出来るものも無いようだ。


また、やるしかないのか。


駄々をこねている自分が居る。



こういう時こそ音楽を聴こう。