渋温泉一泊の温泉三昧の旅♨
渋温泉「かどや」で
自家源泉の湯を楽しみんだあとは
6畳のこじんまりとした和室で
テレビを見ながらのんびり
信州産の「いづつワイン」が
至福の時のパートナーです
ワインもカラになったし
そろそろ夕食に出かけますか?
と、自分がつくった計画表を見ると
時間通り19:30に出かけることになっています
(笑)
宿から数分の「金新」を目指し、
宿の横チョの細い路地を抜けると、
そこには提灯がともった
「居酒屋 ちょっくん」が
こっそり中をうかがうと、
数人の明るく楽しそうな声が聞こえます。
実は、今回の渋温泉の旅で
夕食はどこにしようかと調べていて、
1番最初に見つけたのがここでした
ブロ友さんもイイよと言っていたのですが、
ワイワイやるより独りの方が好きだし、
何よりタバコが苦手なので
候補から真っ先に外したお店でした
どうしようかなあ~?!
と、迷っていると、路地を歩いてきた
どこかの旅館の仲居さんと目が合います。
怪しい人に見えたかしら?
ええっ!ままっよっ!!
扉をカラカラと開けると
カウンターの中に酒焼けした親父さんと
その対面にカップルのお客さんが1組。
楽しそうにお話ししています
「いらっしゃい。ナニ飲む」
と、きさくに迎えてくれた親父さん。
「赤ワインありますかねえ?」
と、いきなりメニューも見ず尋ねる私。
「赤ワインはおらあ飲まないからなあ」
と言いながら、
カウンターの奥に消えた親父さん。
「安いヤツしかないけけどいいか?」
と、戻ってきた時にはスペイン産の赤ワインを
ドンとテーブルに置いてくれました
「グラスはっ?っと」と棚の最上部にある
ワイングラスを取ろうとしますが、
ワイングラスだとこぼしそうなので
普通の飲みやすそうなコップをもらい
手酌でワインをグラスに注ぎクイッ
「腹減ってるか?!」
「う~ん。少しだけ」だけと答えると
「少しって言われると
何出していいかあかねんねぇなあ~」
と、戸惑い気味ながら奥の部屋へ。
ちなみにこの店、メニューなんかありません
(笑)
独りで飲んでいると
親父さんがおでんとキムチの和え物を
作って出してくれました
すると隣のお客さんが
「ここよく来るんですか?」
と声をかけてきます。
「いえ。初めてです。あなた達は?」
と聞くとこのお客さんも初めてとのこと。
親父さんも加わり、初対面の4人で
なんだか会話が盛り上がります。
と。あれ?!さっき、お店の前で
すれ違った仲居さんがカウンターに。
なんとこの店のママさんでした。
「あら。さっきの人ね。いらっしゃい。」
「なに?ワインなんか飲んでんの?
ワインに合うおつまみつくってあげなよ」
すると親父さんがサクサクっと
きゅうりとチーズを出してくれます
奥のお客さんが江戸川区から来たとのことで、
ママを中心に江戸川や東京の話しで
えらく盛り上がります
(ワイワイッ)
ワインを手酌で飲みながら
私も楽しく話しを聞き、しゃべり、
酔いも手伝って一緒に盛りがります
あれぇ?魚の煮つけなんか
食べたっけか?
もちろん注文したわけではありません。
そうとう酔ってきたかな?
「おやさじん!お腹がすきましたあ~!」
とリクエストして作ってもらった
野菜たっぷりの焼きそば
しかもコレが私好みの辛口で
これまた赤ワインに合いますなあ~
楽しく飲んで食べて1時間半ほど
何しろ部屋でワインのボトル1本を
カラにしてから来てるから、
いくら何でもそんなには飲めないよねえ~
歩けなくなる前に帰らなくちゃ♪
お会計をお願いすると
ワインのボトル持って帰ってなー!
って(笑)
部屋でみたらほとんどカラでしたが。
コレだけたくさん食べて飲んで。
「じゃあ2000円ね♪」
え?えええっ!?
金額のケタ間違ってないかや?
ワイン一本飲んでるのにぃ〜!?
なんとも絶対にありえない驚きのお値段
信州の地方の言葉で
『ちょっくん』とは『適当』!
いあや。素晴らしいお店でした
お店オリジナルのキーホルダーまで
お土産にいただいちゃいました
裏には「いいさあ⤴みんな仲良くネ」
と書いてあります。
ほんとみんなと仲良く楽しい時間でした
ちょうど私が店を出ると
浴衣を着た西洋人の男性が1組。
さらにもう一組。
「ちょっくん」の夜は
まだまだ盛り上がりそうです^^