6月12日に行いました一般質問「農商工連携による地域活性化について」の概要を記述させて頂きます。

国では平成20年から、「農商工連携等促進法」を施行し、地域活性化を目的として、農商工それぞれの強みを連携させて行なう事業者に対して補助金等を交付しています。

これは、農畜産業者が主体とした6次産業化とは違い、商工業者が事業主体となって国に申請し、認定を受けると補助対象となるものです。

担当課長によると、法施行から現在に至るまでの実績は、群馬県で25件。
邑楽町では、0件という予定通りの答弁でした。

何故、0件なのか?
その要因を今年の3月末まで、町商工会の事務局長を歴任されていた関口副町長にお伺いしました。

回答は、「この事業の周知等が十分にされておらず、異業種間のマッチングをする機会も無かったのではないか。」とこれまた予定通りのご答弁でした。

ならば、その機会を積極的につくれば良いということなので、私から一つ提案をさせて頂きました。

先ず、今町にある資源を活用する事が基本になりますので、現在町の特産品であります「白菜」を例にしてみました。

白菜には、ビタミンC、A、E、食物繊維などの成分が多く含まれ、健康維持には欠かせない野菜です。

この成分を活かし、フリーズドライや粉末に加工する事で、医薬品や健康サプリ、ドリンクなどの新商品を開発することによって、地域活性化に繋がるのではないか‥。
勿論、白菜に限ったことではありませんが‥。

また、邑楽町の近隣には加工するノウハウや技術を既に有している企業が多くあります。

それを橋渡しし、マッチングさせるのは、紛れもなく行政の役割でもあります。

町を代表し、名刺1枚でそれが可能なのは橋本町長ただ一人です。
企業にとっても有益となる企画書を作成した上で積極的な外交をする考えはあるのか?と伺いました。

回答は、「勿論ないという回答にはならない。町長としての立場を発揮出来るよう努力したい。」でした。

また、年に一度だけ開催している企業情報交換会も開催回数も含め、農業者の参加も促した中で、開催するよう要望致しました。

私の提案が実現するか否かはわかりませんが、先ずは農商工の各分野の代表が集い、意見を交換するところから始めて頂きたいと思います。

尚、関口副町長におかれましては、町商工会とのパイプを更に太くして頂き、強く連携される事を期待せずにはいられません。

この会議の模様は、下のリンクからユウチューブにて配信しています。
ご視聴頂けると幸いに存じます。