邑楽町議会では、現在の議員定数は14人。報酬は月額227000円。同額に引き上げられた平成10年度の議員定数は22人。報酬を20年間据え置き、定数を削減してきました。

これは、財政状況や人口減少などの理由によるものだと思いますが、近年では、地方議員のなり手不足が問題視されています。

群馬県では、昭和村が任期満了に伴う選挙で欠員が6分の1以上となり、再選挙が行われる事態となりました。

邑楽町議会でも、現時点では仮に現職12人(すでに2人欠員中)が立候補しても、新人候補が出なければ無投票に加え欠員が2人となり、12月に予定されている町長選挙時に補欠選挙を行わなければなりません。

約1000万円の余計な血税が使われることになるばかりではなく、有権者に多大なご迷惑をお掛けすることになります。

まだ暫定的な意見になりますが、昨日行われた全員協議会でこの件を議員各位で検討するべきだと提案させて頂きました。

具体的には、議員定数を2人削減し、12人とすること。更に削減した2人分の歳費(報酬など)を12人に振り分け、若い世代からの立候補者を創出することです。

町村議員のなり手不足には、さまざまな原因が考えられますが、報酬だけで最低限の生活が出来なくては、年金受給者や自営、農家など他に収入がある方に立候補者は限定されてしまいます。

また、従来のように名誉職としての位置付けから専門職としての資質向上を図らなければ、複雑化していく行政課題に対応できません。

賛否両論あるかと思いますが、皆様の意見を伺い、3月議会には結論付けたいと思います。