6月15日に6月定例議会が閉会致しました。

 今回、私が行った一般質問は「町ホームページの役割とあり方について」と「学校給食センターの非常用電源整備について」の2項目でした。

 町では、町制施行50周年にあたる年でもあることから、10月を目途に町ホームページのリニューアルを予定しており、準備作業が進んでおります。

 現在のホームページは、単に情報発信を目的とした構成となっておりますが、人口減少が進む中、自治体間競争が激化し、シティセールスを重視した戦略的なホームページが求められております。

 また、アクセシビリティにおいても、バイリンガル、障がい者対応など改善の余地が多々みられ、アクセス数も減少傾向にあります。その裏付けとしてバナー広告件数も僅か2件と東毛地区で断トツ最下位となっております。

 こういった状況を改善するため、「おうらお知らせメール」のバージョンアップに併せて約3500の登録者をサイト内の必要とされるページに誘導(リンク)させ、アクセス数の増加に繋げるよう提言させていただきました。

 更に9月1日にオープンする中央公民館をはじめとした公共施設の空き状況の確認から予約までホームページ上で可能にすることも併せて要望させていただきました。

 庁舎内の各課では、ホームページ作成に係る職員を選抜し、検討会議を行っているとのことですので、業者に丸投げといった状況ではなく、10月には素晴らしいホームページに生まれ変わることが期待出来ると思います。

 給食センターの非常用電源整備につきましては、1年半も進展がないため、先ず町長にその必要性について質しました。

 答弁は「災害を想定すれば必要」でした。

 災害を想定しているからこそ、給食センターを災害時に炊き出し場所として町が指定しているわけで、そこがオール電化であるため、非常用電源を整備すべきだと質しているにもかかわらず、相変わらずの意味不明な答弁でありました。

 「必要」と明快に答弁してしまうと整備せざるを得ない状況になるため、そう答えたのでしょうけれども・・・。

 もう少し踏み込んで、質したところ、「費用の面で多額になるので迷っている」という返答でした。
人命より経費が優先されて良いのでしょうか?

 私は「その費用を補助金を含めて工面するのが町長の仕事であり、器量が問われる」と若干強く質しました。

 町民の生命と財産を守るべき町長に防災意識がないのは、町民にとって致命的であり、安心安全なまちづくりが出来ているとは言えません。

 この状況では残念ながら、現町長の任期中(来年の12月上旬まで)には実現の可能性は極めて低いと思われます。
加えて、アルファ米の備蓄や防災倉庫の設置数(現在6か所のみ、最大の指定避難所である町民体育館にもありません)など、公助の部分は極めて脆弱です。

 災害が発生してからでは遅いので、早急な整備を求めて行きたいと思います。