9月15日、定例議会が閉会いたしました。

 今回の一般質問は、「地域防災計画について」を1時間にわたり行いました。
 防災関係については、昨年の12月議会に続いて2回目となりました。

 子どもたちの生命を災害から守ることは、防災対策において最重要課題ですが…。
 邑楽町の地域防災計画はどうなっているかというと…。
 災害時に配布される食糧、飲料水、毛布などが備蓄されている「防災倉庫」が小学校4校とヤングプラザ、役場裏の備蓄倉庫の6か所しか設置されていません。

 なぜ中学校2校にはないのか…。
 素朴な疑問を町長に質しました。
 答弁は、「必要最低限のもので良く、現時点では計画通り進める」でした。

 毎回、金子町長の答弁には驚かされておりますが、子どもたちの生命にかかわる重大な問題ですので、中学生が学校にいる時に災害に遭った時、小学校と同様に指定避難所となっている中学校に防災倉庫がなければ、危機的状況になるだろうと、教育長に質しました。
 答弁は「機会があれば、要望を出していきたい」でした…。

 邑楽町はこれまで大きな災害に遭った経過があまりありません。
 だからといって、町長、教育長がこの答弁では子どもの生命は守れません。
 
 現在、町の防災倉庫に備蓄してある災害用のアルファ米や毛布などは、町が想定している9000人の被災者には到底届かない数量です。
 一日も早く災害時に不足なく対応できるよう防災倉庫と備品の増加は重要な課題です。

 また、災害時の情報伝達手段として「おうらお知らせメール」の活用がありますが、これは、私が約10年前に一般質問において、当時の久保田町長の意向を踏まえ設置させていただいた経緯があります。
 10年以上経った今でもバージョンに更新がなく、東日本大震災時の計画停電情報もかなりの時間を要していた経過があります。
 このバージョンアップをするべきだとも併せて質しました。

 これについては、「担当を通して進める」ということなので、近いうちに実現出来るものと思われます。

 「おうらお知らせメール」は、緊急時の災害情報や、防犯情報、迷い人情報、イベント情報などを簡単な登録手続きで携帯などに受信できるサービスです。
 是非、1世帯にひとりは登録していただけると、災害時に有効だと思います。
 登録手続きは、「邑楽町ホームページ」の右側中段の「おうらお知らせメール申し込み」タブから入り、「入会フォーム」へと進みますとメールアドレスと名前を入力するだけで登録できます。

 災害経験がない町だからこそ、その備えは充実させなければなりません。
 これからも真の「安全安心なまち」を実現するため頑張りたいと思います。