[2015年7月30日9時33分 紙面から]日刊スポーツ
フィギュアスケートの元世界女王で、今季から競技に復帰する浅田真央（２４＝中京大）が２９日、地元の名古屋で滑りを披露した。
座長を務めるアイスショー「ＴＨＥ ＩＣＥ」の愛・地球博記念公園アイススケート場での公演に出演。「小さなころに練習していたリンク。懐かしさを感じながら楽しくできた」と笑顔を振りまいた。復帰宣言後は初めて地元の観客を前にし、新エキシビション「踊るリッツの夜」や過去の演目に挑戦。「技術も体力面もいつものシーズンオフと同じ。１年間休養したブランクは感じていない」と話し、復帰戦となる１０月３日のジャパン・オープン（埼玉）へ、「みなさんの歓声をパワーにしたい」とした。
シルクハット姿でエキシビションを滑る浅田（撮影・阿部健吾）
真央 ボーカル入り曲に挑戦へ！
2015年7月30日 紙面から 中日スポーツ -
フィギュアスケートの元世界女王浅田真央（２４）＝中京大＝の今季の競技用プログラムの曲が、ボーカル入りとなることが２９日、関係者への取材で分かった。ルール変更で、昨シーズンから歌詞入りの曲の使用が可能となり、１年間休養した浅田にとっては、初めての挑戦。振付を担当したローリー・ニコルさんの意向という。
全編で歌詞が入るというショートプログラム（ＳＰ）「素敵なあなた」は、「男性に対し、あなたはすてきだよと言っているような感じ」（浅田）。後半から歌詞が入るフリー「蝶々夫人」については、「日本人の物語。日本人として一度は滑ってみたいと思っていた。女性がすごく切ない物語だが、希望に満ちた強い女性を演じられたらいいな」と明かした。
自身が座長を務めるアイスショー「ザ・アイス」の愛知公演が２９日、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園アイススケート場であった。現役続行後、初めて地元ファンを前に滑り、大声援を受けて「すごくパワーになる。小さいころ練習したリンクで、懐かしかった」とも。
８月２日の仙台公演が終われば、復帰戦のジャパンオープン（１０月３日、さいたま市）まで残り２カ月。「ショーが終われば、もう一段階上げて練習していく」。技術、体力面について「いつもの年のこの時期と同じ。一年間の休養のブランクは感じていない」と不安はない。 （福沢和義）
笑顔で演技を披露する浅田真央＝愛・地球博記念公園アイススケート場で（野村和宏撮影）
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