フィギュア団体対抗戦 | フィギュアスケート研究本

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日本は最下位、欧州がV…フィギュア団体対抗戦

2014年10月04日 19時03分 読売新聞

 フィギュアスケート・ジャパンオープン(4日・さいたまスーパーアリーナ)――男女各2人で構成する日本、欧州、北米の3チームがフリー演技のみで争う団体対抗戦で、日本は合計512・24点で最下位だった。


 女子は宮原知子(大阪・関大高)が2位、村上佳菜子(中京大)が4位。男子は無良むら崇人(HIROTA)が3位、小塚崇彦(トヨタ自動車)が6位だった。優勝は551・95点の欧州。

フィギュア日本、3連覇逃し3位 ジャパンオープン

2014/10/4 17:44 日本経済新聞

 日本、北米、欧州によるフィギュアスケートのチーム対抗戦、ジャパンオープンは4日、さいたまスーパーアリーナで行われ、村上佳菜子(中京大)と宮原知子(大阪・関大高)、小塚崇彦(トヨタ自動車)、無良崇人(HIROTA)で臨んだ日本は合計512.24点で3位に終わり、3連覇を逃した。欧州が551.95点で優勝した。

 男女2人ずつがフリーを滑って合計点を競った。日本は女子の宮原が131.94点で2位となり、村上は114.38点で4位。男子は無良が146.41点の3位で、小塚は119.51点で最下位の6位だった。

 男子はパトリック・チャン(カナダ)が178.17点、女子はエレーナ・ラジオノワ(ロシア)が136.46点でそれぞれ1位となった。〔共同〕


演技する村上佳菜子(4日、さいたまスーパーアリーナ)=共同

新ルールで楽しみ増す=日本勢、ボーカル曲で演技-ジャパン・オープン・フィギュア

 フィギュアシーズン幕開けを告げる大会。毎年、盛り上げに一役買ってきた浅田(中京大)や高橋(関大大学院)が休養中の日本は3位だったが、興味深かったのは4人が演じたボーカル入りの新プログラムだ。
 今季からシングルとペアもボーカル入りの曲の使用が解禁された。曲の全編で歌詞が流れるものがあれば、アクセントを利かせるように一部にするものもあり。それぞれ選択は異なったが、「ミス・サイゴン」を演じた宮原は「ボーカルが入ることで物語が表現しやすくなった」。
 16歳の宮原はシニア2年目。この日も3回転の連続ジャンプを決めるなど技術力は高いが、表現力は成長途上。歌詞が入ることで曲の解釈が深まり、演技も後押しされるように滑りが力強く見えた。
 「オペラ座の怪人」で滑った無良も「感情を込めやすい」と話す。選曲や表現の幅が広がり、滑りにどんな新境地が見られるか。今シーズンの楽しみの一つになる。(2014/10/04-19:38)


演技する日本女子の宮原知子=4日、さいたまスーパーアリーナ

フィギュア日本、3連覇逃し3位 ジャパン・オープン

2014年10月4日19時11分

 フィギュアスケートの日本、北米、欧州の3地域対抗団体戦、ジャパンオープンは4日、さいたまスーパーアリーナで行われ、日本は合計512・24点で3位となり、3連覇を逃した。欧州が551・95点で優勝し、北米が2位だった。

 男女2人ずつフリーを滑った合計点で争い、日本は女子の宮原知子(大阪・関大高)が131・94点で2位に入り、村上佳菜子(中京大)は4位。男子は無良崇人(HIROTA)が3位、小塚崇彦(トヨタ自動車)が6位。男子はパトリック・チャン(カナダ)、女子はエレーナ・ラジオノワ(ロシア)が1位だった。


ジャパンオープンの女子シングルで演技をする村上佳菜子=白井伸洋撮影


ジャパンオープンの男子シングルで演技をする無良崇人=白井伸洋撮影


ジャパンオープンの女子シングルで演技をする宮原知子=白井伸洋撮影


ジャパンオープンの男子シングルで演技をする小塚崇彦=白井伸洋撮影


ジャパンオープンの男子シングルで演技をするパトリック・チャン=白井伸洋撮影

佳菜子「滑り出しとしては良かった」
ジャパンオープン試合後コメント


構成:スポーツナビ 2014年10月4日 19:1

 フィギュアスケートの日本、欧州、北米によるチーム対抗戦「ジャパンオープン2014」が4日、さいたまスーパーアリーナで行われ、男子の小塚崇彦(トヨタ自動車)、無良崇人(HIROTA)、女子の村上佳菜子(中京大)、宮原知子(関大高)の4人で臨んだ日本は、総合512.24点で最下位の3位に終わり、3連覇はならなかった。優勝は欧州(フェルナンデス=スペイン、ベルネル=チェコ、ラジオノワ、ポゴリラヤ=ともにロシア)で551.95点、2位は北米(チャン、バトル=ともにカナダ、長洲、ワグナー=ともに米国)で522.09点だった。

 同大会は、男女シングル各2人の合計4人が1チームとなって対戦する団体戦。各選手がフリー演技を行い、合計点で順位が争われた。日本は、宮原がフリーの自己ベストを更新する131.94点をマーク。無良も男子で3位につけたが、小塚がミスを連発して個人で119.51点、ソチ五輪代表の村上も114.38点にとどまったのが響いた。


表彰式で笑顔で手を振る小塚(左端)、村上(右から2番目)ら日本チーム【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

無良崇人「4回転は今季安定している」

 開幕戦を終えた感想は)つい先日、ロンバルディア杯に出場したんですけれど、その時よりは全体的に滑れていたと思います。でも細かいミスが出てしまったので、そういうところはグランプリ(GP)シリーズまでに修正したいと思います。

(プログラムのテーマは)フリーもショートもなんですけれど、自分という男が相手の女性に対する愛情だったり、そういう感情を表現できたらと思っています。ショートもモノが違うのですが、基本的には相手に対する感情を表現するという意味ではフリーと同じです。

(ショーとの違いは)この会場は昨年の全日本選手権をやった場所で、とにかく会場がすごく大きい。その迫力に負けないようにというのは考えていました。GPシリーズに入る前にこういう大きな会場でできたのは良い経験になったと思います。

(この夏の練習で力を入れたことは)、昨シーズンは4回転の不調がずっと続いてしまって、その他のジャンプにも影響が出てしまっていました。全日本の合宿に来ていただいたコーチのもとで、夏の間に1週間ほどジャンプの感覚を取り戻すために、練習しました。他の種類の4回転も含めてすごく良い感覚を持つことができました。4回転に関しては今季は安定しているので、良い感じかなと思います。あとは基礎的なバレエやダンスの部分で、表情の使い方だったり演技的な部分を意識しているところです。


今季は4回転ジャンプが安定しているという無良【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

小塚崇彦「スケート人生で最悪の出来だった」

(開幕戦を終えた感想は?)見てもらったとおり、本当にバラバラだったので、今までのスケート人生で最悪の出来だったと思います。(技術点が)40点台というのは出したことがなかったので、ちょっとどうなっているんだろうというのもあるんですけれど、それ以上にしっかり自分の頭の中を整えないといけないと思います。

(プログラムのテーマは)フリーに関してのテーマは、思い出の中にある悲しみですかね。悲しい時に思い出す人に対する、悲しい出来事を思い出しながら、悲しみに浸るという、難しいテーマです。特にリンクの上を滑ることを重視しているのですが、今日に関してはステップでもミスが出たし、自分の良いところをまったく出せなかったです。ショートはタンゴなので、会場全体をそういう雰囲気にさせることをテーマにしています。

(ショーとの違いは)ここ最近、アイスショーに多くのファンの皆さんが駆けつけてくれます。試合でもショーでも本当に多くのお客さんが来てくれてうれしいことですし、緊張はしますけれど、そういう中で滑ることによって、湧き出てくる感情がどんどん洗練されていくので、こういった中で滑るというのは大事だなと思います。

(この夏の練習で力を入れたことは)夏の間は走り込んだり、本当にトレーニングという感じでした。今までやっていなかったので、とにかく体のキレというものを意識していました。体は動いていると思うので、あとは頭の中のごちゃごちゃを整理できればいいかなと思います。単発では跳べているけれど、プログラムに入ると失敗してしまうということは、頭の中が整理できていないところが大きいと思うので、今度は氷の上でトレーニングをしたいと思っています。


小塚は「スケート人生で最悪の出来だった」と演技を振り返った【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

村上佳菜子「昨シーズンに比べればだいぶマシ」

(開幕戦を終えた感想は)昨シーズンに比べるとだいぶマシだと思うんですけれど、まだまだ失敗したジャンプがありますし、スケーティングもきちんと滑れるようになりたいです。課題も多く見つかったので、1つ1つをクリアして、GPシリーズでは新しい課題を見つけたいと思います。

(プログラムのテーマは)ショートもフリーも『オペラ座の怪人』なので、ショートとフリーでオペラ座の怪人のストーリーを表現し、2つで1つという考えでできたらいいと思っています。ただショートはクリスティーヌを演じ、フリーは今日滑ったように男っぽい衣装でファントムを演じているんですけれど、うまく切り替えてクリスティーヌとファントムの気持ちを表現できたらいいと思っています。

(ショーとの違いは)今年の世界選手権が終わってから初めての試合だったんですけれど、それまではずっとショーに出ていました。久しぶりに全部の照明がついている中で試合をして、すごく緊張するかなと思っていました。しかも最終滑走で、私はすごく苦手なので。でも、思ったより落ち着いて滑ることができました。失敗もしてしまいましたが、これから修正していけばいいので、滑り出しとしては良かったなと思います。

(この夏の練習で力を入れたことは)オフに初めて取り組んだのがバレエで、バレエの先生がいつもやっているトレーニングを組み込みました。今までトレーニングなどをしていなくて、スケートの中でトレーニングという状態でやっていました。スケートに加えてトレーニングを取り入れたことで、体が締まってきたと思うし、ダブルアクセルがすごく苦手だったんですけれど、シングルアクセルから見直してきました。


今大会で多くの課題を見つけたという村上【写真:長田洋平/アフロスポーツ】

宮原知子「思ったほど緊張しなかった」

(開幕戦を終えた感想は)今回は自分の中でも良い出来で、このままもっと課題を見つけながら、プログラムを磨いていけるように頑張ります。

(プログラムのテーマは)フリーは『ミス・サイゴン』で強い女性を表現しています。悲しいストーリーなんですけれど、強くてきれいな部分を表現できたらいいなと思っています。ショートはフリーと違って楽しい感じの曲なので、そういう楽しさを表現したいです。

(ショーとの違いは)初めてのジャパンオープンで雰囲気的にはすごく楽しめました。思ったほど緊張はしなかったし、体も動いたと思います。プログラムもボーカルが入ることで、物語を表現できるようになりました。

(この夏の練習で力を入れたことは)去年からジャンプの回転不足を修正するトレーニングをやってきて、今季も引き続きそれを重点的にやっています。また、高い位置でスピードを出して、プログラム全体で勢いをつけることを意識してやっています。スピンがあまり速くないので、それを速く回る練習を増やしました。


「自分の中でも良い出来」と手応えを口にした宮原【写真:長田洋平/アフロスポーツ】





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