NHK杯・女子FS | フィギュアスケート研究本

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フィギュアスケート:NHK杯・女子FS

真央4年ぶり3回目の優勝 0.05点差で鈴木の猛追振り切る

順位 選手名 国名 得点

1位 浅田真央 日本 185.27
2位 鈴木明子 日本 185.22
3位 長洲未来 米国 176.68
4位 李子君 中国 174.11
5位 アグネス・ザワツキー 米国 160.37
6位 エレーネ・ゲデバニシビリ グルジア 156.96
7位 クセニア・マカロワ ロシア 156.52
8位 今井遥 日本 145.42
9位 ソフィア・ビリュコワ ロシア 139.12

詳細

総括


 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦・NHK杯は24日、宮城セキスイハイムスーパーアリーナで女子のフリースケーティング(FS)が行われ、ショートプログラム(SP)1位で迎えた浅田真央がFSで117.32点を出し、FSの自己記録を更新する126.62点を挙げた鈴木明子を、わずか0.05点上回り、4年ぶりとなるNHK杯優勝を果たした。

浅田は3回転が2回転になるなどジャンプでミスが続いたものの、ステップやスピンで会場を魅了。2位の鈴木をわずかながら上回った。

一方、SP5位と出遅れた鈴木は、3回転ジャンプなどほぼすべての要素を完璧に演じ、合計185.22点で2位に入った。

今井遥は冒頭の3回転やコンビネーションジャンプを決めるも、後半の3回転ジャンプで転倒するなどFSの得点97.32点で合計145.42点と8位に終わった。

浅田と鈴木は12月6日からロシア・ソチで始まるグランプリファイナルへの出場を決めた。

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9人目 浅田真央(日本)

 4シーズンぶり3度目のNHK杯優勝を目指す浅田真央が最終演技者として登場。初日SPの得点は67.95。

 使用楽曲は『白鳥の湖』。冒頭は3回転の予定が2回転ループに。ダブルアクセルからの3回転トゥループのコンビネーションはきれいに着氷。3回転フリップも決まるが、次の3回転ルッツは2回転に。キャメルスピンから中盤に入ると、続くジャンプも1回転になってしまう。だが、3回転-2回転-2回転は決まる。終盤のジャンプも2回転に。コレオシークエンスに入り黒鳥の力強さを十分にステップで表現、伸びやかなスケーティングに会場からも大きな手拍子。最後のポーズが決まると大歓声が起きるが、ジャンプのミスが続いたためか演技直後はうつむいてしまった。

得点は117.32(技術点52.78、演技構成点64.54)。

 SP、FSは今シーズンベストの185.27点。わずか0.05点差逃げ切り、浅田が4年ぶり3度目のNHK杯優勝とともに、GPシリーズファイナル出場も決めた。

■浅田のコメント

「自分がやってきたことが出せなくてすごく残念です。気持ちはすごく落ち着いていて冷静になろうと思っていたんですが、反対に強い気持ちに切り替えられませんでした。スピードも出ないし、足に力が出ない感じがしました。
(得点を待っているときはどんな気持ちだった?)自分の出来の悪さにがっかりしていました。いつもの練習どおりにできなかったことが。3回転ルッツと3回転トゥループが中国杯ではできていなかったので、今回入れたかった。ルッツは失敗してしまいましたが、アクセル-トゥループ(のコンビネーション)はできて良かったです。練習であまりできていなかったので。

(ジャンプは)タイミングがつかめているんですが、最初の前半は自分の勢いがなくて足に力が入っていなかったですし、後半は疲れてしまって。ジャンプのタイミングと力と自信がなかったジャンプが多かった。気持ちとタイミングとリズムが合っていなかったんだと思います。
(演技構成点の得点が高かったが?)評価してもらったことはすごくうれしいんですが、ジャンプと一緒にならないと意味がないと思っています。

(ファイナルの会場は五輪と同じ会場だが?)五輪代表にはまだ決まっていませんが、ちょっとでもそういうモチベーションになればと思います」

■佐藤信夫コーチのコメント

「いろんな意味で難しかったです。これがいい刺激になれば。
(ジャンプが不調だった原因は?)心理的なものはあると思います。練習の中で少しのミスがあるのですが、その不安が出てしまったと思います。
(前の中国杯では)回転不足がついているので、それをなんとかクリアー判定になるようにしていければ。
(心理的な部分とは?)回転不足をなんとかしようとして、無理になんとかやろうとする。それが心理的に影響したと思います。
 ややもするとスピードを殺して(修正を)となりますが、なんとかそれはしないように。(シーズンをとおして、予定どおりにきている?)今日は少し厳しかったですね。もう少しできるかと思ったけど。焦らないで頑張らないと」

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8人目 長洲未来(米国)

 長洲未来が演技開始。初日SPの得点は61.18。

 楽曲は『交響曲第3番ハ短調』。最初の3回転ルッツを降りると、ダブルアクセルからの3回転トゥループもうまく着氷。3回転フリップも決め、続くステップシークエンス、フライングキャメルスピンで力強い演技。後半に入り、3回転-2回転-2回転をまとめると、続けて3回転-2回転のコンビネーションジャンプ、ダブルアクセルを次々と飛んでいく。最後のスピンもきれいに回転し、演技後は笑顔を見せた。

 得点はシーズンベストの115.50(技術点56.36、演技構成点59.14)

 SP、FSの合計もシーズンベストの176.68点だが、鈴木の点数には及ばず。

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7人目 李子君(中国)

 李子君が演技スタート。初日SPの得点は59.62。

 冒頭の3回転フリップ-3回転トゥループをきれいに着氷。しかし、次のダブルアクセルの着氷で手をついてしまう。続く3回転ルッツは着氷。キャメルスピン、コンビネーションスピンと決め、中盤に入ると、3回転-2回転-2回転のコンビネーションジャンプをまとめる。続く3回転フリップ、3回転ループも決まる。終盤のステップシークエンスもしっかりと滑り切り、最後のジャンプのダブルアクセルも決まった。

 得点はパーソナルベストの114.49(技術点59.35、演技構成点55.14)

 SP、FSの合計もパーソナルベストを更新する174.11点。

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6人目 クセニア・マカロワ(ロシア)

クセニア・マカロワの演技がスタート。初日SPの得点は58.93。

 まず3回転ループを決めるが、続く3回転の着氷でややバランスを崩す。次の3回転-2回転トゥループ、ダブルアクセルは続けてうまく着氷する。スピードのあるきれいなレイバックスピンで会場から拍手を呼ぶと、2回転-2回転を無難に降りるが、続くコンビネーションは3回転サルコウから1回転のコンビネーションになってしまう。つづくジャンプも抜けてしまい1回転に。終盤のコレオシークエンスは大きな演技を披露する。

 得点はシーズンベストの97.59(技術点43.37、演技構成点54.22)

 SP、FSの合計もシーズンベストの156.52点。

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5人目 鈴木明子(日本)

 初日5位から巻き返しを狙う鈴木明子が登場。初日SPの得点は58.60。

 使用楽曲はシルク・ドゥ・ソレイユ『O(オー)』より。冒頭の3回転-2回転-2回転のコンビネーションをきっちりと着氷。ダブルアクセルから3回転トゥループも成功する。3回転フリップもうまく降り、序盤のジャンプを終えた。キャメルスピンからステップシークエンスでは華麗な演技を見せ、スピンもスピードがある。後半に入り、まず最初の3回転ルッツを着氷すると、3回転-2回転もしっかり着氷。3回転サルコウ、そして最後の3回転ループも決まる。続くコレオシークエンスでもスピードは落ちず、表現力も豊かにスケーティング。最後のスピンに入ると早くも拍手が起こり、演技後は鈴木も会心の出来に感極まった表情を浮かべた。

 得点はパーソナルベストの126.62(技術点64.51、演技構成点62.11)。

 SP、FSの合計はシーズンベストの185.22点で暫定トップに立った。

■鈴木のコメント

「お客さんがすごく温かかったので、こちらがパワーをもらえました。ここで滑ることができて本当に良かったです。
 GPは今季2戦目ですが、前回も今回もショートで出遅れてフリーで巻き返す形。しっかり二つそろえるようにしたいです。
(今季ここまでの試合で)自分の最低ラインが上がったと思っています。これからもっとステップアップしていける。いい経験になりました。
 全体としては流れのなかで、いいジャンプを跳べました。昨日のショートが終わったあとは悔しかったんですが、コーチたちと食事をしたりして、とにかく明日のフリーは気持ちを切り替えて、とらわれないでやろうということを話しました。
 ファイナルに出るという目標が達成できたので、あとはファイナルで自分がどんな気持ちになるのかが楽しみです。
 去年は比較的安定していて、今季はなかなか上がってこなくてあせっていました。ステップアップできているのか分かりませんが、自分では上手くなるところの下の部分を積んできているんだと思っています」

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4人目 エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)

エレーネ・ゲデバニシビリが演技を開始。初日SPの得点は57.50。

 最初の3回転ルッツ-2回転トゥループを着氷すると、ダブルアクセルから2回転トゥループのコンビネーションも決まる。トリプルサルコウも成功。曲がアップテンポに変わり、手拍子にあわせてリズミカルなステップを踏んでいく。中盤に入り、3回転ルッツはシングルに抜けてしまい、3回転サルコウも着氷でややバランスを崩すが、続けて2回転-2回転のコンビネーションジャンプ。最後のジャンプであるダブルアクセルは転倒。終盤のコレオシークエンスは笑顔で滑るものの、スピンの最後の回転でバランスを崩してしまい、思わず苦笑いを浮かべた。

得点は99.46(技術点43.54、演技構成点56.92、減点1.00)

 SP、FSの合計は156.96点。

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3人目 アグネス・ザワツキー(米国)

 アグネス・ザワツキーが演技開始。初日SPの得点は55.02。

 冒頭で打点の高い3回転ルッツを降りると、3回転-3回転コンビネーションもきれいに着氷。ダブルアクセル、3回転サルコウも決め安定したジャンプを見せていたが、続く3回転ルッツで転倒。しかし、3回転-2回転-2回転のコンビネーションはうまく着氷する。終盤のステップ、コレオシークエンスでは長身を生かした大きな動きを見せるが、ややスピードが足りないか。最後は足換えスピンをきれいにまとめた。

得点は105.35(技術点51.61、演技構成点54.74)

 SP、FSの合計は160.37点。

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2人目 ソフィア・ビリュコワ(ロシア)

 ソフィア・ビリュコワ(ロシア)の演技がスタート。初日SPの得点は49.31。

 最初の3回転-3回転トゥループのコンビネーションをうまく着氷。3回転ルッツはなんとか降りるも、続く3回転ループで転倒してしまう。3回転-2回転、ダブルアクセルからのコンビネーションジャンプもなんとか着氷するが、中盤の3回転サルコウで転倒。最後のステップシークエンス、コレオシークエンスもややスピードが落ちてしまったか。ミスが多かったためか伏し目がちにキス&クライへ。

 得点は89.81(技術点44.97、演技構成点46.84)

 SP、FSの合計は139.12点。

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1人目 今井遥(日本)

 最初の演技者は日本の今井遥。初日SPの得点は48.10。

 冒頭の3回転フリップをきれいに降りると、ダブルアクセル、3回転ルッツを着氷。さらに3回転サルコウから2回転のコンビネーションジャンプを決める。ここで曲が転調し、ゆったりとした音楽に合わせたスケーティング。さらに3回転-2回転-2回転をまとめるが、最後のジャンプである3回転サルコウで転倒してしまう。しかし、最後はキャメルスピン、手拍子に合わせたコレオシークエンス、レイバックスピンをしっかりと決め、観衆から大きな拍手をもらった。

得点は97.32(技術点50.03、演技構成点48.29、減点1.00)

SP、FSの合計は145.42点。

■今井のコメント

「(ショートを終えて)体はボロボロでしたが、気持ちを切り替えようと臨んで集中してできました。緊張はしましたが、気持ちよく滑れたし、疲れていましたが頑張って滑れました。最後はもったいなかったです(3回転サルコウ-2回転トゥループのコンビネーション予定が、3回転サルコウの単独ジャンプに)。力んじゃったのかなと思います。どちらかというと納得はできていないです。次の試合までに体力をつけて、途中で疲れてしまわないように。細かいミスもなくしていきたいです。
 昨日が悪すぎたので自分でも(今日は)不安がありました。でも、しっかり朝の公式練習で調整ができたので。あと、ジャンプは考えすぎてもしょうがないと思って。
(NHK杯に臨むまでに)東日本大会もあって、しっかり練習できる時間があまりなく、その不安が出てしまったのかなと思います。
(今後は)すぐにアメリカに戻ります。そして、まずショートの完成度を高くすることと、フリーの細かいところをやっていきたい。少しでも不安があると演技に出てしまうので、不安をなくすようにしたいです。いろんな課題が見えてしまった大会でした」

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滑走順・演技構成

1.今井遥(日本)48.10

3F/2A+3T/3Lz/3S/CCoSp/StSq/3Lo+2T+2Lo/3Lo/3S+2T/FCSp/ChSq/LSp

2.ソフィア・ビリュコワ(ロシア)49.31

3T+3T/3Lz/3Lo+2T/LSp/3Lo/2A+2T+2T/FCSp/3S/CCoSp/2A/StSq/ChSq

3.アグネス・ザワツキー(米国)55.02

3Lz/3T+3T/3F/LSp/2A/3S/3Lz+2T/2A+2T+2Lo/FCSp/StSq/ChSq/CCoSp

4.エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)57.50

3Lz+2T/2A+2T/3S/StSq/3Lz/3S+2T/FCCoSp/3T/2A/ChSq/FSSp/CCoSp

5.鈴木明子(日本)58.60

3Lz+2T+2Lo/2A+3T/3F/FCSp/StSq/CCoSp/3Lz/3Lo+2T/3S/3Lo/ChSq/FCCoSp

6.クセニア・マカロワ(ロシア)58.93

3Lo/3Lz/3T+3T/2A/FSSp/LSp/3S+2T/3S+2T+2Lo/2A/CCoSp/StSq/ChSq

7.李子君(中国)59.62

3F+3T/2A+3T/3Lz/FCSp/CCoSp/3S+2T+2Lo/3F/3Lo/StSq/2A/ChSq/LSp

8.長洲未来(米国)61.18

3Lz/2A+3T/3F/StSq/FCSp/3F+2T+2Lo/3Lo+2Lo/2A/3Lo/CCoSp/ChSq/LSp

9.浅田真央(日本)67.95

3Lo/2A+3T/3F/3Lz/FCCoSp/3S/3Lo+2Lo+2Lo/LSp/3F+2Lo/FCSp/StSq/ChSq

※公式発表時のもので、実際の演技とは異なる場合があります

↓リザルト

http://www.isuresults.com/results/gpjpn2012/

↓プロトコル

http://www.isuresults.com/results/gpjpn2012/gpjpn2012_Ladies_FS_Scores.pdf

↓別ブログに、女子FS動画を紹介しております。

http://ameblo.jp/shuppansport/entry-11412320824.html
NHK杯2012 女子FS 動画

フィギュア:真央GP連勝、通算10勝…NHK杯

毎日新聞 2012年11月24日 21時20分(最終更新 11月24日 22時05分)

 フィギュアスケート10+件のグランプリ(GP)シリーズ最終戦、NHK杯は第2日の24日、宮城・セキスイハイムスーパーアリーナで男女のフリーなどを行った。女子はショートプログラム(SP)1位の浅田真央(中京大)がフリーは117.32点で2位ながら、合計185.27点で4年ぶり3回目の優勝。今月初旬の中国杯に続く制覇でGP通算勝利が日本選手初の10勝に達した。SP5位の鈴木明子(邦和スポーツランド)はフリーでトップの126.62点を出したが、合計185.22点で浅田に0.05点及ばず2位だった。浅田と鈴木は、シリーズの上位6人で競うGPファイナル(12月、ロシア・ソチ)進出を決めた。

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【フィギュアスケート10+件NHK杯 女子フリー】優勝した浅田真央の演技=宮城県利府町のセキスイハイムスーパーアリーナで2012年11月24日、山本晋撮影

真央、僅差でV!鈴木もファイナルへ/フィギュア

2012.11.24 20:41 サンスポ

 フィギュアスケート10+ 件のグランプリシリーズ第6戦・NHK杯第2日は24日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナで女子フリーを行い、SP首位の浅田真央は合計185・27点で優勝。SP5位の鈴木明子は0・05点の僅差で2位だった。浅田、鈴木ともにGPファイナル(12月6日開幕、ソチ)進出を決めた。3位は長洲未来(米国)、今井遥は8位に終わった。

 浅田は冒頭のジャンプから失敗し、その後もジャンプのミスが連発。しかし、ステップと表現力で得点を稼ぎ、鈴木の追撃を振り切った。鈴木はほぼ完ぺきな演技を見せて、フリーの自己ベストとなる126・62点を獲得した。

 ファイナルの女子6人は浅田と鈴木、アシュリー・ワグナー(米国)、キーラ・コルピ(フィンランド)、ユリア・リプニツカヤ(ロシア)、エリザベータ・トゥクタミシェワ(ロシア)に決まった。

浅田真央の話

「悔いがだいぶ残った。ジャンプが全然決まらなかった。このままでは納得していない。この悔しさをファイナルで晴らせるように、しっかりと練習したい」

鈴木明子の話

「今できることをしっかり出せた。すごくうれしかったので(ガッツポーズが)出ました。(東北福祉大時代に過ごした宮城での大会は)滑っていて心地よかった。ここに帰って滑ることができてうれしかった」

今井遥の話

「調子が良くない中でまとめられたが、自分の力を出せたわけじゃない。悔しい。次の試合までにもっと体力をつけて、最後まで滑りきれるようになりたい」

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NHK杯で優勝した浅田真央=宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(撮影・大里直也)

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優勝のメダルを見せる浅田真央=宮城セキスイハイムスーパーアリーナ(撮影・大里直也)


浅田選手、優勝おめでとうございます。クラッカー

鈴木選手、銀メダルおめでとうございます。合格

長州未来選手、銅メダルおめでとうございます。グッド!

真央ちゃん、GP10勝目もおめでとうございます。

日本人最多です。ヾ(@°▽°@)ノ

ファイナル進出もおめでとうです。

しかし、フリーはどうしてしまったのでしょうか。

何だか体調が悪く見えました。演技中、顔が赤く見えましたし、また動きにも力がなかったので、風邪をひいて熱でもあるのではないのかと心配しました。

何でも、女子フリ―開始の15分前に会場入りしたそうですから、まさか、体調が悪かったから、などと推測してしまいます。

■浅田のコメント

「自分がやってきたことが出せなくてすごく残念です。気持ちはすごく落ち着いていて冷静になろうと思っていたんですが、反対に強い気持ちに切り替えられませんでした。スピードも出ないし、足に力が出ない感じがしました。


■佐藤信夫コーチのコメント

「いろんな意味で難しかったです。これがいい刺激になれば。
(ジャンプが不調だった原因は?)心理的なものはあると思います。練習の中で少しのミスがあるのですが、その不安が出てしまったと思います。
(前の中国杯では)回転不足がついているので、それをなんとかクリアー判定になるようにしていければ。
(心理的な部分とは?)回転不足をなんとかしようとして、無理になんとかやろうとする。それが心理的に影響したと思います。


足に力が出ない感じと本人が言っているように、体調不良でなければ、原因は何だったのでしょうか。

佐藤コーチの言っている、回転不足を厳しくとられている事で、気にしている事から、不安になったのでしょうか。

ショートでは、回転認定もされましたし、高い得点が出た事から、自信を持ててフリーも挑めると思ったのですが……、

試合前の6分間練習で、ジャンプが良くなかったのでしょうかね。

でも今回、演技構成点で64.54点が出ましたので、ノーミスだった場合、もっと高い得点が出る可能性があると思います。

ショートで8点台が沢山出ましたので、今後フリーで、オール8点台を目指してほしいです。

鈴木選手はフリーをノーミスで滑れて、良かったと思います。

演技後、本人も、一瞬、泣きそうでした。

去季から目指していた、フリーでのノーミスですから、嬉しかったのだと思います。

採点では、ルッツにe判定と、3Lo<になりましたが、一つの目標は達成できたのではないでしょうか。

今度はショートとフリーの両方で、ノーミスでできると良いですよね。

浅田選手もですが、中々、フリ―とショートの両方でノーミスというのは難しいのですね。

その日の体調もありますし、毎回、試合の度にピークへ持っていくのは大変な事だと思います。

■今井のコメント

「(ショートを終えて)体はボロボロでしたが、気持ちを切り替えようと臨んで集中してできました。緊張はしましたが、気持ちよく滑れたし、疲れていましたが頑張って滑れました。最後はもったいなかったです(3回転サルコウ-2回転トゥループのコンビネーション予定が、3回転サルコウの単独ジャンプに)。力んじゃったのかなと思います。どちらかというと納得はできていないです。次の試合までに体力をつけて、途中で疲れてしまわないように。細かいミスもなくしていきたいです。


今井選手も、調子が良くなかったみたいですし、ショートでは思わぬ2Aのミスで残念な結果となってしまいました。

フリーで挽回して良い演技が出来たと思いますが、ショートでの遅れで、順位を一つしか上げる事ができませんでした。

練習して、試合を重ねる事で、プログラムの課題が見つかるのでしょうから、ミスが出た試合でも、無駄ではないと思います。

今後の更に良い演技の為に、皆さま、頑張っていただきたいと思います。

未来ちゃんが、3位に食い込みましたね。

今季は、GPSに1度の参加だけでしたのに、急遽、派遣が決まり、メダルを獲得できて本当に良かったと思います。

フリ―の演技も良かったですが、また回転の不足をとられてしまっていますね。

3F+2T+2T< 3Lo<+2T< 3Lo<

以前よりは少なくなったと思いますが、これがなくなれば、もっと高い得点が出るのではないでしょうか。

ショートでは3-3も久しぶりに決められたと喜んでいましたので、NHK杯は、メダルもとれたので本人も嬉しいと思います。

しかし、残念ながら、ファイナルには進出できません。

↓ポイント表

http://www.isuresults.com/results/gpjpn2012/gpjpn2012_Ladies_FS_Scores.pdf

1 ★アシュリー・ワグナー 30
2 ★ 浅田真央 30
3 ★ キーラ・コルピ 26
4 ★ 鈴木明子 26
5 ★ ユリア・リプニツカヤ 24
6 ★ エリザベータ・トゥクタミシェワ 22


トゥクタミシェワ選手はファイナルに決定しましたね。

これで、キムヨナ選手の復帰戦であるNRWトロフィーにエントリーしていたのを、トゥクタミシェワ選手は取りやめる事になりました。

まさか、ファイナルをけって、NRWトロフィーに出ると言う事はないでしょうから。

↓NRWトロフィーエントリー表はこちらです。

http://www.lev-nrw.org/lev2008/veran_teilnehmer.aspx?params01=1189

キムヨナ選手VSトゥクタミシェワ選手が見られなくて残念ですが、ヨナさんは世界選手権に出てこられるのでしょうか。

ファイナルの時期と思いっきり重なっているNRWトロフィーですが、ファイナルと共に結果を気にしたいと思います。



↓皆様、NHK杯、お疲れさまでした。m(_ _ )m


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