国別対抗戦・ペアFS | フィギュアスケート研究本

フィギュアスケート研究本

フィギュアスケートの未来を考える同志が集う場所です

フィギュアスケート:国別対抗戦・ペアFS

高橋/トラン組、ジャンプでミスが出て3位に終わる

順位 選手名 国名 得点

1位 ベラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ ロシア 180.70
12pt
2位 メーガン・デュアメル/エリック・ラドフォード カナダ 177.62
11pt
3位 高橋成美/マーヴィン・トラン 日本 177.56
10pt
4位 ケイディー・デニー/ジョン・コフリン 米国 175.98
9pt
5位 ステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホッタレク イタリア 158.74
8pt
6位 ダリア・ポポワ/ブルーノ・マッソー フランス 119.10
7pt

詳細

総括


フィギュアスケートの世界国別対抗戦は21日、東京・国立代々木競技場第一体育館で最終日の演技が行われ、ペアフリースケーティング(FS)で高橋成美/マーヴィン・トラン(木下クラブ/カナダ)はジャンプにミスが出るなどし、前日のショートプログラム(SP)から2つ順位を下げ3位に終わった。

大歓声で迎えられた高橋/トラン組は冒頭のトリプルツイストを決めるものの、続くトリプルサルコウで2人ともに転倒し、その後のトリプルトゥループのコンビネーションでは高橋がシングルになった。後半でもスロートリプルサルコウがステップアウトするなど、ジャンプでミスが出て、得点を伸ばすことはできなかった。

日本はペアでチームポイント「10」を獲得した。

$フィギュアスケート研究本


6:高橋成美/マーヴィン・トラン(日本)

大歓声に迎えられ、高橋成美/マーヴィン・トランの演技がスタート。

冒頭、高さのあるトリプルツイストを決める。続くトリプルサルコウは2人とも転倒。トリプルトゥループのコンビネーションは高橋がシングルになった。デススパイラルは回転も速く拍手が起こる。スピンは何とか合わせ、演技後半へ。スロートリプルサルコウはステップアウトしたが、スロートリプルトゥループは着氷。終盤、高橋の柔軟性を生かしたリフト、スパイラルでは大きな拍手が起こる。最終滑走のプレッシャーの中、ジャンプをまとめることができなかったが、最後まで滑りきった。

フリー得点は112.64点、合計177.56点で3位に終わる。

■演技後のコメント

高橋「全然満足していません。力が出せず悔しいです。守りに入ったという意識ではありませんでしたが、体が攻めの態勢ではなかったかもしれません。映像で確認して、次に生かしたいです。
(ジャンプ失敗の後は立て直したが)コーチにはいつも、その場その場をしっかりやりなさい、ミスを引きずらず100%を出しなさいと言われているので、それはできたと思います」

トラン「シーズンの最後にベストの演技ができなかったのは残念ですが、チームに点を送れたのはうれしいです。(試合に臨む)計画は世界選手権と同じでしたが、氷上では世界選手権の時と比べると良い状態ではありませんでした。出だしは確かにタフでしたが、強い気持ちを持ち続けることができました。確認できていないですが、リフトなどではレベルも取れたと思います」

$フィギュアスケート研究本


5:ベラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフ(ロシア)

ベラ・バザロワ/ユーリ・ラリオノフの演技がスタート。

冒頭、トリプルトゥループはタイミングがずれたが着氷。トリプルツイストは余裕を持って決めた。続くスロートリプルフリップは軸が斜めになり転倒したが、ダブルアクセルのシークエンスは着氷。スパイラル、リフトをこなして演技後半へ。スロートリプルループは着氷、難しい入りのリフトでは拍手が大きくなる。スピンは途中ややずれたが最後に合わせた。回転方向を変えるリフト、最後は回転の速いデススパイラルでフィニッシュ。
ミスが出たからか、やや納得のいかない表情を浮かべた。

フリーの得点は118.68点、合計180.70点で暫定トップ。

$フィギュアスケート研究本


4:ステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホッタレク(イタリア)

ステファニア・ベルトン/オンドレイ・ホッタレクの演技スタート。

冒頭、トリプルトゥループからの3連続ジャンプを何とか着氷。ツイストはダブルを確実に決めた。リフト、スパイラルのあと、トリプルサルコウでは女性が転倒。スピンはややタイミングがずれた。中盤、スロートリプルサルコウを着氷、スロートリプルループはバランスを崩して両足に。最後はデススパイラルでフィニッシュ。ジャンプのミスはあったがリフトなどでは技術力を見せた。

フリーの得点は99.46点、合計158.74点で暫定3位。

$フィギュアスケート研究本


3:メーガン・デュアメル/エリック・ラドフォード(カナダ)

メーガン・デュアメル/エリック・ラドフォードの演技がスタート。

冒頭はトリプルツイスト。トリプルトゥループからの3連続ジャンプは女性がステップアウトでコンビネーションにならず。続くトリプルサルコウは決めた。回転の速いスピンを合わせ、演技後半へ。スローパートでスパイラルを見せ、リフトもスムーズ。スロートリプルループ、スロートリプルルッツも着氷した。最後はペアスピンでしっとりとフィニッシュ。ミスはあったが、やりきった表情を見せた。

サブチェンコ組はここにも登場。全チームのキス&クライを回りそう。
フリーの得点は118.35点、合計177.62点で暫定トップ。

$フィギュアスケート研究本


2:ケイディー・デニー/ジョン・コフリン(米国)

ケイディー・デニー/ジョン・コフリンの演技がスタート。

曲はお馴染みの「トゥーランドット」。冒頭は高いトリプルツイスト、続けてスロートリプルループをきれいに着氷。トリプルトゥループ、ダブルアクセル-ダブルアクセルのシークエンスも着氷した。スピンもぴたりと合っている。リフトをスムーズにこなし、スロートリプルフリップも着氷。終盤の要素もしっかりと決め、大きなミスなく演じきった。フィニッシュではガッツポーズ。スタンディングオベーションも起こっている。

サブチェンコ組は米国のキス&クライにも参加。
フリーの得点は117.05点で、合計175.98点。暫定トップ。

$フィギュアスケート研究本


1:ダリア・ポポワ/ブルーノ・マッソー(フランス)

ダリア・ポポワ/ブルーノ・マッソーの演技がスタート。

冒頭、高さのあるトリプルツイストを決める。続くトゥループのコンビネーションは女性がややバランスを崩したか。ダブルアクセルは男性がシングルに。中盤のスロートリプルサルコウを着氷し、スピンも合わせたが、続くリフトで女性が上に上がらないミス。スローのループはダブルに。力強い曲に乗って最後まで滑りきった。

キス&クライには、明日のエキシビションの出演が決まっている、ペアのサブチェンコ/ゾルコビー組(ドイツ)が飛び入り参加。得点は77.03点、合計119.10点。

$フィギュアスケート研究本


↓リザルト

http://www.isuresults.com/results/wtt2012/

↓プロトコル

http://www.isuresults.com/results/wtt2012/wtt2012_Pairs_SP_P_Scores.pdf

高橋&トラン組、ミスがいくつか出てしまいましたね。

応援で疲れてしまったのでしょうか。

残念でしたが、3位をキープしました。

本人たちは、最後の試合、ノーミスで滑りたかったでしょうが、チームジャパンに貢献できたと思います。

来季も頑張ってほしいと思います。


御苦労さまでした。(^∇^)


人気ブログランキングへ