織田信成 来季復帰 | フィギュアスケート研究本

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フィギュア織田 膝故障「筋力戻った」

フィギュアスケート男子の織田信成(関大大学院)が25日、出身地の大阪府高槻市でイベントに参加し、昨年12月の全日本選手権を欠場する要因となった左膝の故障について「だいぶ筋力も戻ってきた」と話し、順調な回復ぶりを強調した。

 試合は未定だが、来季早々の復帰を目指している。現在は週に4日の練習で既にジャンプも再開しており、4月には新プログラムの振り付けに着手する。この日が誕生日の織田は「25歳はしっかりした1年にしたい」と復活を誓った。

 26日開幕の世界選手権(フランス)はテレビ観戦する。「いいところをしっかり見て来季の糧にしたい」とも話した。

 [2012年3月25日17時45分]日刊スポーツ

左膝は順調回復…織田信成 来季早々の復帰目指す

 フィギュアスケート男子の織田信成(関大大学院)が25日、出身地の大阪府高槻市でイベントに参加し、昨年12月の全日本選手権を欠場する要因となった左膝の故障について「だいぶ筋力も戻ってきた」と話し、順調な回復ぶりを強調した。

 試合は未定だが、来季早々の復帰を目指している。現在は週に4日の練習で既にジャンプも再開しており、4月には新プログラムの振り付けに着手する。この日が誕生日の織田は「25歳はしっかりした1年にしたい」と復活を誓った。

 26日開幕の世界選手権(フランス)はテレビ観戦する。「いいところをしっかり見て来季の糧にしたい」とも話した。

[ 2012年3月25日 17:29 ]スポーツニッポン

↓こちらに、織田選手のインタビューがあります。

http://www.japanskates.com/interviews/Nobunari/Nobunari_2012_Interview_jp.htm

英語と日本語の両方で紹介されています。怪我の話の部分だけ紹介いたします。

Nobu can see clearly for now

JS: まず、皆さん一番気にされている、左膝の怪我の状態について、お聞かせ下さい。昨季のインタビュー(3月末)の時点では、もう痛めていたとのことですが。

NO: 初めて膝が痛くなったのは、去年のユニバーシアード(1月末) の1週間ほど前で、3日前くらいから痛みは激しかったのですが、出場して(総合223.15で優勝) 、帰ってから世界選手権までの間に時間もあったので、休みながら治療して、良くなったんです。それから練習して、3月末の世界選手権に間に合うかな、という状態で。膝に痛みはあるにしろ、我慢すれば滑れるし、体の調子もすごく良かったので、膝に負担をかけずに練習は出来ていました。

NO: 世界選手権(4月末) 後に治療しようということで、一ヶ月ほど休んで、ちょうど6月に入った頃から滑り始めたんですけど、すぐに痛みも出てしまって。我慢すれば滑れるんですけど、その時の目標が「完治させること」で、シーズンが始まる前にきちんと治したいな、ということで、7月はまた休んで、8月くらいから練習を再開したのですが、2週間また休んで… という繰り返しで、やっと「ジャンプを飛ぶ」という段階がGPSに間に合った、というかんじでした。それで、中国杯(初戦・11月初旬) を終えて(総合227.11/2位) 、かなり負担があって…

JS: フリーのキス&クライで、膝が"weird,(様子がおかしい)"とバーケルコーチにおっしゃっていましたね。

NO: 痛かったり緩和したりという、痛みの波が激しくて、ケアはしていても、「痛み具合」が朝起きてみないと分からない、という状態で。それにすごく悩んでいたのですが、フランス杯(中国杯の2週間後) では、その悪い波にぶつかってしまって。(ジャンプの失敗が重なり総合7位に。) それから日本に帰って来て、ずっと休んで治療を受けて、今(1月末) はかなり回復して、普通に歩けるようにもなってきました。来週から、状態が良ければ、氷の上の練習も再開出来ます。(再開されています!)

JS: …自分も陸上で足の筋を痛めていて、「休むと良くなる」というのが、すごくよく分かります。

NO: そう、休むと、ちょっとずつ回復するんですよね、でも、使うと、またダメージを受けて、そこから回復するのに時間もかかってしまいます。

JS: ある日、痛みは来ますよね、「イタイイタイッ!…これは歩けないッ」っていう激痛が。

NO: そうですね!(にこやかな信成さん。)

JS: 走ってる途中でヤツ(痛み)がやって来て、倒れちゃう!みたいな。

NO: ありますね!

JS: …そんな痛みの最中、中国杯では、「スピードを抑えられているな」と思って、練習を拝見していたのですが。

NO: 左で蹴ってクロスして(加速) 、というのが順方向なので。「痛くて体重が乗らない」という。でも、(左足に) 体重を乗せないように滑ろうと思えば滑れるので… と、そうやってしまうと、技術も偏って、おかしくなっちゃうんじゃないかな、と。

JS: 常に、膝の状態を確かめながら滑っているかんじでしたね。

NO: そうですね、「どういう風に滑れば痛くないのか」ということを自分で見極めながら練習していました。

JS: まったく想像上なのですが、フィギュアスケートは、陸のスポーツよりも、より、全身を道具のように駆使していて、より、ひとつひとつの部位の細密な感覚に基づいた動きなのかな、と。

NO: フィギュアスケートって、優雅に見えますけど、本当はハードなことをしていて、自分もそれを感じたのが、休み明けで。それまで長く休んだことがなかったので、(氷上練習の) 次の日、「全身筋肉痛」くらいになって。毎日やって来たことで分からなかったんですけど、その時、「こんなに体に負担のかかることをやっていたんだ」と。

JS: 不随意筋を、全身随意筋にするくらい、すごい神経のかけ方で成り立っているのですね。

NO: それを再認識しました。膝に負担がかかってもおかしくないな、と。だから、それから一層、体のケアを大事にやっています。


JS: 前回のお話では、Japan Skates の Mark がお父さんになる、ということで、「fatherhood」についてお伺いするところ、自分が「marriage」のほうへお話を持って行ってしまったので、

NO: そう… ですね。(笑)

JS: ということで、今一度… Q. お子さんが生まれたことによって、パワーも生まれたのではないでしょうか?

NO: それは、すごく感じます。練習していても、肉体的精神的につらくなってしまうと、自分に負けてしまいそうになるんですけど、その時に、一緒にいる家族、奥さんであったり子供であったり、その存在が、「ここで絶対負けちゃいけないな」という強みになっています。今までは、負けそうになると、いつも応援して下さるファンの方を思い出し、「ここで諦めては絶対にだめだ!」と思っていたのですが、今は、それプラス、「家族の強み」が出来て。精神的には、昨シーズンから少しずつ、家族に支えられて強くなって来たと思います。

JS: 今までお世話になって来た方のために、というのももちろんですが、具体的に、誰かのため、って想うのは、また違った意気込みですね。

NO: 「その人の笑顔が見たい」というか。よろこんでほしい、という気持ちがすごく強くなりました。

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2011-2012EX"I Can See Clearly Now" @ DOI

Nobu can see clearly for nowという題名にしているのは、2011-2012年EX"のI Can See Clearly Now" をもじったもののようです。

今(のところ)はっきりと分かっている、という意味ですね。

怪我も大分よくなり、練習でジャンプも跳べるまでに回復しているのですね。

来季は順調に復帰できそうで、良かったと思います。

今季は、大事をとり思い切って休んだのが、来季につながる結果となってほしいと思います。


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