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フィギュア:ヨナのほおに涙=カナダ紙


別れというのは誰にとっても簡単なことではない。コーチと教え子のすっきりしない決別が、キム・ヨナの涙につながった。双方の主張が対立して互いの感情を傷つけ合う結果となり、キム・ヨナとコーチをめぐる騒動はしばらく収まりそうにない雰囲気だ。

 カナダの日刊紙「トロント・スター」は26日、トロント・クリケットクラブでトレーニングを行っているキム・ヨナの様子を伝えた。同紙は、「リンクをぼんやりと見詰めるキム・ヨナのほおに、一粒の涙が流れ落ちた。頭を反らしたまますすり泣く声も聞こえた。キム・ヨナはスケート靴も履かずにリンクを離れた」と報じた。また同紙は、「キム・ヨナと母・朴美姫(パク・ミヒ)さんにインタビューを申し入れたが、『状況をこじらせたくない』と丁重に断られた」とも伝えた。

 一方、オーサー氏をめぐる「浅田真央からのコーチ就任オファー説」については、新たな展開が見られた。米紙「シカゴ・トリビューン」のフィギュアスケート専門記者、フィリップ・ハーシー氏は自身のブログで、今年4月25日にオーサー氏がキム・ヨナに送った電子メールの全文を公開した。

 そのメールには、「君(キム・ヨナ)が真央に関するうわさを耳にしたようだね。わたしが君に忠実で、いつも君のためにここにいることを理解してくれるよう願う」と書かれている。さらに、「浅田がわたしに関心を持ってくれるのはうれしいが、君のスケートが最優先」と続いている。

 オーサー氏は、25日に放送されたカナダCTVのニュース番組で、「浅田側からコーチ就任のオファーを受けたことは絶対にない」と主張したが、電子メールの内容はこの主張に反している。

 同氏は今年4月、浅田側からのオファー説が報じられた際、「トリノ世界選手権大会で、浅田のマネジメント社からコーチ就任のオファーを受けたが、公式なものではなかった」と釈明している。

 一方、浅田側は「コーチ就任のオファー」について強く否定している。日本のスポーツ紙「日刊スポーツ」電子版は25日、「浅田のマネジメント社が、『オーサー氏にコーチ就任を依頼した』とする韓国メディアの報道を否定した」と報じた。

陳仲彦(チン・ジュンオン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版