長年、格闘技や武道の、報道の中に身をおき、何十年も、空手の世界大会を見て来た私にとって、様々な感情がある。
一つの例だが、空手もフィギュアと同様、審判の判断で勝ち負けが決まる競技である。
過去に、西洋の審判たちが日本の代表を差し置き、誠に驚くべき事だが、秘密裏に制度を勝手に変え、昨日までクリアだった基準を、何と、翌日の大会では反則だと判定する、信じがたいジャッジをこの目で沢山見てきた。
国際伝統空手道連盟の会長は、海外の団体からの、だまし打ち(不正な動き)にあったと証言している。私もその瞬間に立ち会っており、まぎれもない事実であると確信している。
空手は日本の伝統武道であり、本来、日本が主導権を握って行いかなくてはならない競技である。しかしながら、海外の国々では、日本を勝たせたくないという強力な思惑が働き、或る種の国々が手を組んで、様々な横槍とも言える”不正なジャッジ”が横行し、どれだけ多くの日本人選手が悔しい涙を堪えて来たかを知っている。だから、他の競技で同じ事が起きても、不思議ではないと見ている。
華麗なフィギュアスケートではあるが、氷上の格闘技と言えなくもない。空手の型と同じスポーツである。身体を極限にまで鍛え、技術の向上を目指す。その点では、格闘技とも共通する。それは他の、どのスポーツにも言えることだ。
だからこそ、戦い終えた選手の活躍に、皆、心を打たれるのであろう。
出版スポーツ編集部は、今はフィギュアスケートを扱う部門だが、今後、スポーツと呼ばれる全てのものに、必要とあればジャンルを超えた情報を発信していく用意がある。
今までに、相撲の書籍を出した経験もある。
なので、今後、どのスポーツにも注目して行くつもりだ。
今回の企画に賛同し、社長が、出版の許可を出したのは、そういう経緯を熟知しているからに他ならない。
福昌堂代表取締役