ボクシング、村田諒太選手「金」東京五輪以来48年ぶり | フィギュアスケート研究本

フィギュアスケート研究本

出版スポーツ編集部 フィギュアスケートを語る

ボクシング、村田が「金」  東京五輪以来48年ぶり

2012.08.12

 ボクシング男子ミドル級の決勝戦が11日、行われ、村田諒太(東洋大職)が、E・ファルカン(ブラジル)と対戦。14-13で判定勝ちし、1964年東京五輪バンタム級を制した桜井孝雄氏以来、日本選手48年ぶりの金メダルを獲得した。

 村田は第1ラウンド、確実にポイントをかせぎ5-3で優勢に。第2ラウンドは相手の手数が多く、4-5で点差を縮められたが、第3ラウンドは、相手にクリンチの減点があったことが影響し、5-5で分けて、わずか1ポイント差で競り勝った。

 試合終了間際にヒットさせた右ストレートが勝利を手繰り寄せた。終了のゴングが鳴ると、勝利を確信したように、笑顔で両こぶしを高く掲げた。

◇ 「ハラハラさせて、すみません」

 表彰台に涙はなかった。ボクシング男子の歴史上、48年ぶりにして、2人目の五輪金メダリストになったミドル級の村田諒太は、“悲願”だった金メダルを手にすると、スタンドに向かって何度も親指を立て、勝利をアピールした。

 激戦を物語るようにその顔は傷だらけ。国歌が流れると右手を胸に当て、小さく口ずさんだ。

 「眼光鋭い一匹狼」。そう呼ばれる村田も五輪では苦しい戦いを強いられた。準決勝では第1ラウンドに大きなリードを奪われながらも執念の逆転勝ち。決勝でも終盤に猛攻を受け、ダウン寸前まで追い込まれた。

 「ハラハラさせるような試合をしてしまって、みなさんには心配をかけてしまった」と村田。

 金メダルを胸に、かつての「やんちゃ少年」の口から飛び出したのは感謝の言葉。「みなさん。応援をしていただいて、本当にありがとうございました」。そう語る村田の目に涙はなかった。

 
$フィギュアスケート研究本

相手の顔面にパンチを放つ村田(右)

$フィギュアスケート研究本

表彰台で金メダルを噛む村田(左から2人目)ら

村田の金、活性化後押し=進むプロ、アマの交流-ボクシング〔五輪・ボクシング〕

 【ロンドン時事】ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級の村田諒太(東洋大職)が11日、金メダルを獲得した。日本勢48年ぶりの頂点に日本ボクシング界は沸き返る。
 アマチュア選手の指導に定評がある秋田・西目高ボクシング部の佐々木学監督は、「この五輪を契機に非常に活気づくと思う」と期待を込める。

 佐々木監督は、7月に世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者になった五十嵐俊幸(帝拳)を高校時代に育てたことで知られる。近年の傾向として、「幼年の頃からジムに通って英才教育を受ける子が増えている。高校総体で活躍する子供たちは、体操や卓球のように既に10年の経験を持っていたりもする」と変化を感じ取っていた。そんな潮流の中での金メダルは、競技の活性化を後押しする。

 近年、プロとの交流が進んでいることも大きな変化。今回の五輪代表は、渡英前に帝拳ジムでプロとスパーリングで手合わせした。以前には考えられないことだった。
 この練習を見た同ジムのマネジャーで大御所のような存在として知られる87歳の長野ハルさんは、「どっちがプロか分からないわね」と漏らした。こんな一言が五輪代表の励みになったように、プロとアマチュアは良好な関係を築きつつある。

 五十嵐は2004年アテネ五輪に唯一の日本代表として出場した経歴があり、村田が尊敬する世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級王者の内山高志(ワタナベ)もアマチュア時代に五輪を目指した。皆、自身の経験から、惜しみなく助言を送っている。

 この五輪でバンタム級銅メダルの清水聡(自衛隊)は、「アマチュアボクシングを知ってもらい、もっと注目が集まればうれしい」と話していた。その願いは、かなうだろう。1968年メキシコ五輪を最後に日本人が遠ざかっていた表彰台に2人が立った功績は、計り知れない。

(2012/08/12-16:26)時事

五輪ボクシング:「日本の大きな光」村田48年ぶり金

毎日新聞 2012年08月12日 20時15分

 【ロンドン小林慎、武本光政】狙って勝ち取った、48年ぶりの金メダルだった。ボクシング男子ミドル級の決勝で判定勝ちした村田諒太(りょうた)選手(26)。「金メダルは狙っていた。達成できた自分を誇りたい」と自信に満ちた笑顔を見せた。日本人44年ぶりの銅メダルに輝いたバンタム級の清水聡選手(26)に続く偉業を、かつてのメダリストも「日本ボクシング界の大きな光」とたたえた。

 いつものように笑顔で登場した村田選手。スタンドで見守った妻佳子さん(30)は「笑顔だったので冷静だと思った」と振り返る。試合が終了して判定に持ち込まれると、村田選手は勝利を確信したようにガッツポーズ。佳子さんが寄せ書きされた日の丸を握りしめて見つめる中、レフェリーが村田選手の手を挙げると跳びはねて喜んだ。「最高に幸せ。お疲れさまと言いたい」と涙ぐんだ。

 村田選手は南京都高校時代の恩師、武元前川さん(享年50)を10年2月に亡くしている。「先生と同じように五輪に行ける選手を育てることが金メダルより価値があると思う」と将来の夢を語った。


五輪ボクシング:48年ぶりの金 村田、日本人でも「できると思った」

2012年08月13日

 ◇ロンドン五輪ボクシング ○村田諒太 判定 E・ファルカン●(2012年8月11日 エクセル)
 男子ミドル級の決勝が11日に行われ、昨年の世界選手権銀メダルの村田諒太(26=東洋大職)が、エスキバ・ファルカン(ブラジル)に14-13で勝ち、64年東京でバンタム級を制した桜井孝雄さん(故人)以来48年ぶりの金メダルを獲得した。桜井さんが亡くなった年に登場したボクシング界のニューヒーローは、日本人では通用しないと言われたミドル級で世界一となり、ロンドンを熱くした。

 全ての力を振り絞った村田は、試合終了のゴングが鳴ると両手を大きく突き上げた。判定は1ポイントの僅差。それでも金メダルにつきものの涙はなかった。

 「僕に才能があって金メダルが獲れたと思う。ここがゴールだと思うと涙も出るが、獲ったときにゴールなのか、スタートなのか、分からなくなった。これが僕の価値じゃない。これからの人生が僕の価値」。小柄な体形の日本人では厳しいと言われたミドル級(アマは75キロ以下)での金メダル獲得にも「日本人なら奇跡的なことだが、できると思っていた」と話した。

「これは快挙」と渡辺会長 プロ世界王者の内山も絶賛

2012.8.12 17:11 [ボクシング]

 ロンドン五輪のボクシング男子ミドル級で村田諒太が金メダルを獲得。12日、朗報を受けた日本のプロ関係者からも祝福の声が上がった。

 五輪前に村田が練習に訪れたワタナベジムの渡辺均会長は「ボクシング界が望んでいたこの階級のメダル。これは快挙」と絶賛。村田の今後について「プロ転向はリスクが大きいから本人次第だろう。でも世界ランカーくらいの力は十分ある」と私見を述べた。

 同ジム所属で、村田を学生時代から知る世界ボクシング協会(WBA)スーパーフェザー級チャンピオンの内山高志は「ボディーが効いていた。戦略勝ち」と勝因を分析。かつて目指したアテネ五輪出場がかなわずプロ入りした内山は「日本人は重量級で外国人にパワー負けしてきたけれど、あいつにはそういうハンディは感じない。ミドル級の金メダルはもう出ないのでは」と話した。

$フィギュアスケート研究本

男子ミドル級の表彰式で声援に応える金メダルの村田諒太=エクセル(共同)

しずちゃん、リオ狙う?村田金に「人生、左右されてしまう予感」

 ロンドン五輪男子ボクシングミドル級で村田諒太(26)が日本人で48年ぶりに同競技の金メダルを獲得した快挙に、ボクシング経験者の芸能人も賛辞を贈った。女子ボクシングで五輪出場を目指していたお笑いコンビ「南海キャンディーズ」のしずちゃんこと山崎静代(33)は「世界一の男」と祝福。

 中継を見守ったしずちゃんは「すごすぎます!!勝利の瞬間の映像が頭にくっきり焼き付いています」と大興奮。「世界一の男ですね。素晴らしいです」と称えた。昨年7月、村田がインドネシアのジャカルタで国際大会に出場した際、武者修行で行っていたしずちゃんも一緒にトレーニングした。「村田さんの自分の体に対する細やかさ、ストイックさをとてつもなく感じていました」と振り返る。

 5月に世界選手権で敗退し五輪出場を逃して以降、今後のボクシングについては白紙としてきたが、8日には出場を目指した女子ミドル級の準決勝を現地で観戦し「自分も立ちたい」と、4年後のリオデジャネイロ大会への意欲も見せていた。

 女子ボクシングの五輪出場の年齢制限は現在35歳だが、国際アマチュアボクシング連盟は37歳への引き上げを検討中で、年齢制限の壁さえクリアすれば五輪再挑戦も現実的となってくる。村田の金メダル獲得にも勇気付けられたようで「本当にパワーをいただきました。今後の私の人生、左右されてしまう予感です」と、現役続行に前向きな姿勢も見せた。

 お笑いタレントのトミーズ雅(52)は、村田が中学時代に練習の拠点としていた大阪市の進光ボクシングジムにかつて所属し、日本ジュニアミドル級1位に上りつめた。「何十年もメダルがないということは、五輪で勝つ方法を誰もわからなかったということ。彼は経験と作戦と練習方法を独学でやり、クラスも日本人の得意な軽量級ではなくミドル級。称賛というより尊敬します」と最大級の賛辞を贈った。

[ 2012年8月13日 06:00 ]スポニチ

$フィギュアスケート研究本

昨年7月に合同トレを行ったしずちゃんとボクシング・村田諒太
Photo By スポニチ

金メダルに負けない人生を 村田ら会見

2012.8.12 23:11

 ボクシングの日本勢として48年ぶりの金メダルを獲得した男子ミドル級の村田諒太と、同バンタム級銅メダルの清水聡が12日、メーンプレスセンターで記者会見し、村田は「金メダルに負けない人生を送るのが自分の役目」と独特の表現で喜びを語った。

 26歳の同い年で仲がいいという2人は選手村で同部屋になり、リラックスできたことが好結果につながったという。村田は「清水が先にメダルを確定して、いい流れに乗せてもらった」と感謝。清水は「違う人と一緒だったら、ここまで来ることができなかったかもしれない」と頭を下げた。

 村田は、大学卒業後に競技を続けることが難しいアマチュアの環境について「メダルを取って来なかったからこういう環境だった。これで少なからず注目してもらえる。今後に期待してほしい」と述べ、プロ転向の可能性は「ほぼない」と否定した。(共同)

$フィギュアスケート研究本

金メダル獲得から一夜明け、笑顔で記者会見するボクシング男子ミドル級の村田諒太=12日、ロンドン・五輪公園のメーンプレスセンター(共同)

$フィギュアスケート研究本

ボクシング男子ミドル級で金メダルを獲得した村田諒太=エクセル(鈴木健児撮影)

$フィギュアスケート研究本

ボクシング男子ミドル級で金メダルを獲得。表彰式で君が代斉唱中に胸に手を当てて国旗掲揚を見つめる村田諒太=エクセル(鈴木健児撮影)

$フィギュアスケート研究本

表彰式でほっとしたように金メダルを掲げる村田諒太=11日、エクセル(ロイター)


村田諒太選手、金メダルおめでとうございます。クラッカー

東京五輪以来48年ぶりのボクシングでの金メダルです。

素晴らしいです。ヾ(@^(∞)^@)ノ

ミドル級での金メダルは初めてでしょう。

かっこいいですよ。村田諒太選手。グッド!

しずちゃんも、刺激されたようです。

年齢の壁が撤廃されたら、ぜひ挑戦してほしいと思います。



↓おめでとうございます。(^O^)

FC2 Blog Ranking