村上選手と鈴木選手 | フィギュアスケート研究本

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出版スポーツ編集部 フィギュアスケートを語る

佳菜子「あっパパだ」/フィギュア

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇2日目◇25日◇長野・ビッグハット

 女子はショートプログラムが行われ、今季不振だった世界女王の浅田真央(20)が首位に立った。安藤美姫(23)が2位、村上佳菜子(16)が3位につけ、鈴木明子(25)は7位と出遅れた。

 3位発進となった村上は、演技を終えるとペロリと舌を出した。山田満知子コーチから「またやっちゃった」とお小言で迎えられた。トレードマークの笑顔も、どこかぎこちなかった。

 村上 いいジャンプが入って、緊張してダブルアクセルを失敗したので悔しい。たくさん練習してきたことを全部出そうと思ったが、失敗しちゃいました。

 演技開始直前、観客席に父親の姿を見つけ「あっ、パパだ!」と爆笑。「愛知県の大会に来たことはあるが、こういう大会では初めて。それでリラックスできた」と言うように、最初の2連続3回転トーループを成功。次の3回転フリップも決めた。だが続く2回転半が1回転半に抜けるミス。「練習で失敗したこととか、いろいろ考えちゃってダメになった」。それから少し足が震え始めた影響で、珍しく最後の決めポーズもバランスを崩した。

 山田コーチも「70点。アクセルが惜しかった。自信のなさが出たかな」と悔やんだ。村上は過去2年の全日本にジュニアで出場して総合7、5位に終わった。ただ今回は首位の浅田から4・72点差と逆転圏内。「フリーには自信がある。挽回できる演技ができたら」。浅田と2位の安藤はともに16歳で日本一。村上も先月16歳になったばかり。最終日に偉大な“お姉さん”たちと肩を並べたい。

 [2010年12月26日8時39分 紙面から]

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鈴木明子7位出遅れ/フィギュア

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇2日目◇25日◇長野・ビッグハット

 女子はショートプログラムが行われ、今季不振だった世界女王の浅田真央(20)が首位に立った。安藤美姫(23)が2位、村上佳菜子(16)が3位につけ、鈴木明子(25)は7位と出遅れた。

 昨年の全日本2位で今季GPファイナル4位の鈴木は、冒頭の3-2回転ジャンプは決めたが、続く3回転ルッツが2回転に。悔しさは隠しきれず、演技直後に落胆の表情が見えた。「少し守りに入ってしまった。緊張感が悪い方向に出て体が萎縮した。うまく滑りたいという気持ちがいい方向につながらなかった」。首位と9・36点差ついたが、開き直って上位をうかがう。

 [2010年12月26日8時41分 紙面から]日刊スポーツ

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鈴木明子「萎縮しちゃって」7位
 
【フィギュア全日本選手権・女子SP】バンクーバー五輪代表の鈴木は7位と出遅れた。3回転ルッツが回転不足で2回転とみなされるミスが出て「萎縮しちゃって、ジャンプが上がらなかった」と唇をかんだ。

 2位で代表に滑り込んだ昨年は挑戦者の立場だったが、今年は「ガムシャラだった昨年より、気持ちの持っていき方が難しかった」と精神面のコントロールに苦しんだ。「もう吹っ切れた。あとは自分の滑りをするだけ」とフリーでの巻き返しを誓った。

[ 2010年12月26日 ]スポニチ

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世界選手権最後のイス賭け 安藤&鈴木は“確定”

2010.12.25 ZakZak

開催中のフィギュアスケート全日本選手権。注目の女子は25日にショートプログラム(SP)、26日にフリーが行われる。来年3月の世界選手権(東京)のイスを賭けて、浅田真央(20)vs村上佳菜子(16)のガチンコ対決だ。

 2人が目指す世界選手権は、日本の出場枠が男女3つずつしかない。激戦必至の女子は、安藤美姫とバンクーバー五輪8位の鈴木明子が今季好調だけに、浅田と村上の2人がボーダーライン上にいるのが現状なのだ。

 大会5連覇を狙う浅田は今季絶不調。その原因は、浅田をスターダムに押し上げたジャンプが全く飛べなくなってしまったことにある。今大会もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に関しては「(SPで跳ぶかどうかは)練習の状態を見て決める」と直前までわからない。自信はいまだに回復していない。

 浅田は今大会で最低でも3位に入らなければならない。「たとえ絶不調でも、代表枠のひとつは浅田真央」と特別扱いを求める声もあったが、日本スケート連盟・橋本聖子会長(46)が「今季の成績を重視すべき」と一蹴。世界選手権に向けて2008年シーズンの成績から加算されているポイントで、浅田は不利な立場にいる。

 浅田の不調は、本人の責任ばかりとは言い難い。シーズン初めにコーチの人選でドタバタがあったからだ。浅田の長所は確かにジャンプの高さにあるのだが、「踏み切る際にスピードが急に減速する」(スケート連盟関係者)という致命的な欠陥があった。

 そこで、浅田側は否定するが、韓国のライバル・キムヨナのコーチ招へいが検討され、結局失敗に終わったといわれる。また、ジャンプ担当コーチとして世界選手権を争う鈴木明子を指導する長久保裕コーチ(64)に決まったものの、わずか3カ月で事実上の更迭。代わりに今季は男子の小塚崇彦のみを指導する予定だった佐藤信夫コーチ(68)に変更された。“大人の事情”で二転三転したコーチ人事に浅田は完全に翻弄され、スケート人生始まって以来の大スランプから抜け出せないでいる。

 一方、16歳の村上佳菜子は、今季からシニアの部に昇格し2戦目のアメリカグランプリで初優勝。グランプリファイナルでは0・01ポイント差で銅メダルと大健闘した。浅田と同じ愛知・中京大中京高に進学し、その制服のひとつには「浅田」という縫い込みが。大好きな浅田のお古を着て通学しているほど、2人は仲がいいのだ。

 崖っぷちの浅田と対照的に、村上は「私はプレッシャーって感じないんです」とニッコリ。表彰台で最高の笑顔を見せるのは、果たしてどっちだ!?


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只今、女子のフリーの真っ最中です。

鈴木選手は終わったようですね。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/bcast/live/show/134

14人目
鈴木明子(邦和スポーツランド)が登場。
鈴木はSPで7位。
逆転を狙う鈴木、ダブルアクセル-トリプルトゥループでステップアウト。後半のトリプルフリップがダブルになり回転不足気味に着氷。持ち味のステップでは大歓声。悔しそうな、ほっとしたような複雑な表情を見せる。
得点は119.10。 総合で175.96。暫定トップに立つ。

演技後のコメント
「ジャンプのミスが出てしまって悔やまれる。プログラムももっとやりたいのにジャンプも気をつけるところがたくさんあって、余裕のないフリーになってしまったかなと思う」


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 まだ結果は出ていないので、どうなるのか分かりませんが、鈴木選手が表彰台にのれなかった場合、世界選手権の代表はどうなるのでしょうか。

 ショートのプロトコルがまだ出ていないので、どういう採点がされたのか分かりませんので、今は何とも言えませんが、連盟や××は、村上選手は絶対に行かせたい意図があるのではないのかと、疑っています。もちろん結果を出した上での納得できる決定なら、全然いいのですが、何かの意図での採点がさけれたとしたら、後味の悪いものとならないとは限りません。

 鈴木選手がショートでミスしたとはいえ、少し得点が低いのではないかと感じました。

 ミスなら、村上選手も2Aが1Aになってしまいました。

 同じ一つのミスです。コンビネーションジャンプが、3-3と3-2の違いはありますが、その他の演技構成点は、鈴木選手の方がいいのではないでしょうか。

7 鈴 木 明 子 邦和スポーツランド 56.86 27.10 29.76 7.50 7.20 7.35 7.55 7.60 0.00

3 村 上 佳菜子 中京大中京高校  61.50 32.22 29.28 7.25 7.05 7.35 7.45 7.50


 技術点でだいぶ離されていますね。芸術点では少し勝ってはいますが、技術点をカバーできるほどの得点ではないのが不利となっているようです。

2 安 藤 美 姫 トヨタ自動車 64.76 33.40 31.36 7.90 7.65 7.90 7.85 7.90 0.00

 ミキティと比べると、ミキティも3-2しか跳んでいませんが、高い技術点を得ています。演技構成点も、とっても評価されています。
もちろん、ノーミスですから、評価されて当然ですが、3-3が絶対ではないと思うのです。それはロシェット選手がそうだったからです。

 彼女は、SPとFSで、3-2のみでした。しかしショートで70点越えを果たしています。五輪ではスケーティングスキルは浅田選手を越していましたし、演技構成点も高かった筈です。

 もちろんカナダの選手なので、上げがあったのでしょう。しかし、採点が正当というのなら、鈴木選手の今季の得点が、世界での大会でも、とても低いものでした。

 去年から頭角を現し始めた、彼女を牽制するかのようにです。

 彼女の音感の良さは、目を見張るものがあります。ロシェット選手が評価されるのなら、鈴木選手も、もっと評価されるべきだと思います。

 また村上選手の元気の良い演技は、素晴らしいとも思いますが、彼女が評価されているとしたら、ロビー活動のお陰で、良い演技の見本となっているらしいので、村上選手が有利になっている事は確かでしょう。

 なぜ村上選手だけ、ロビー活動して貰えて、浅田選手、安藤選手への激しいジャンプの回転不足に対して、鈴木選手の演技の素晴らしさは、ロビー活動してもらえないのでしょうか。

 そこが不公平だと感じてしまっている次第です。


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