播磨国番外編 伊勢国「一身田~津」 ~近鉄津駅②~ | 播磨屋伝兵衛ブログ

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伝兵衛のぶらり街歩きシリーズ

伊勢国「一身田~津」ぶらり ~近鉄津駅~

 

高田本山専修寺を参詣した後、まだ時間があるので周辺を少しぶらり散策。

太鼓門の先の路地に、神社がありました。

「一御田神社」。伊勢神宮への御供米調達を行っていたという歴史ある神社です。

現本殿は、遷宮後の神宮末社社殿を受けて造営されたそうです。

正確な創立年は不明ですが、棟札に嘉吉元年(千四百四十一年)のものが残っていて、これより以前と推察されています。

室町時代の神宝類が歴史史料として残っている由緒ある神社。

天満宮。

花山稲荷社。

ここから街道に出ると、お寺がありました。

高田派末寺の三ケ寺のひとつ「慈智院」。

本堂は、鬼瓦に寛永十六年(千六百三十九年)の箆書きがあり、一身田で最も古い建築物とされています。

ここから川沿いを歩きました。

高田本山駅から津駅へ戻ります。

津駅で特急電車を待つ間、駅西側で新四国八十八か所霊場のひとつ第十六番札所「密蔵院」に出会いました。

津藩二代藩主藤堂高次の病気治癒を祈願した阿闍梨朴心に、この地を与え寺院を創立させたのが始まり。

本尊は千手観世音菩薩。

太平洋戦争で堂宇、古書などを焼失してしまいましたが、戦後本堂、山門、参道、大権現堂などを再建。

明治時代に、裏山に四国八十八か所霊場が造立されたそうです。

霊場巡りを終えて、その先に見えた三重県「護国神社」へも参拝して、帰路につきました。

次回は津城跡などを訪れてみたいと思います。