「鳴尾八幡神社」~阪神電車 鳴尾・武庫川女子大前駅~ | 播磨屋伝兵衛ブログ

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伝兵衛のぶらり街歩きシリーズ

「鳴尾八幡神社」~阪神電車「鳴尾・武庫川女子大前駅」~

 

伝兵衛の街歩きシリーズ。訪問場所のセレクトの一つは、車窓から見えた気になる場所。今回もそんな街歩きです。

大阪なんばから、のんびりと帰りたいときに利用する阪神電車。途中、「鳴尾・武庫川女子大前駅」あたりから北方向に見える細長い森が気になっていました。

二年ほど前に、阪神電車の高架化工事が終了し、駅舎、周辺道路などが次々に整備されて、一帯が綺麗な街並みになっています。

駅を降りて、高架沿いを西へ歩くと、右手に「鳴尾八幡神社」がありました。

鳥居の向こうに、細長い参道が奥へ奥へと続いています。拝殿へ向かって歩いてみます。

軽い気持ちで訪れてみましたが、創建は文安年間(1444~1449年)と伝承されている鳴尾村の総鎮守だそうです。

昭和三十二年には、創建五百年祭が行われたようです。

左手に、子守社がありました。

拝殿が見えてきました。

参道には、寛延四年、安政年間、享保三年などの刻印がある灯篭や手水鉢も残っています。

右手には、現在は使われていなさそうな社務所がありました。

お守りや明治時代に鳴尾村から出征された方の芳名額などが残されていました。

拝殿前に到着。文化八年(1811年)社殿を再建。

阪神大震災で全壊した本殿は、平成十二年(2000年)に再建

主祭神は、応神天皇、天照大神。

ご由緒と歴史ある神社ですから、摂社・末社も多数鎮座されています。

稲荷社。

天満宮。

猿田彦社。ご祭神は、猿田彦大神、住吉大神、舩玉大神、松尾大神、出雲大神、淡島大神、

廣峯大神、多賀大神、多度大神、一目連大神。

千四百年ごろから生えているとされるクロマツの巨木が茂る二千坪の境内は、西宮市の景観樹林保護地区に指定されています。

まさに、都会の中のオアシスのような神社でした。高齢化や都市再開発で神社を守る氏子さんなどが減少している中、有志の方々の手によって、管理・整備されていることをありがたく思える神社でもありました。末長く崇敬されることを祈ります。

 

アクセス:阪神電車「鳴尾・武庫川女子大前駅」下車徒歩約三分「甲子園駅」下車徒歩十分