「月見山~須磨浦公園」~山陽電鉄~ | 播磨屋伝兵衛ブログ

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伝兵衛のぶらり街歩きシリーズ

「月見山~須磨浦公園」~山陽電鉄~

 

今日は、山陽電鉄「月見山」駅南側に見える寺院を訪ねることからスタートしました。

月見山という地名は、在原行平(公卿・歌人・業平の兄一時須磨に蟄居させられていた際に、配所の月を見たことから名づけられたそうです。

線路側からお寺に向かおうとしましたが、細い路地が入り組んでいて、たどり着けそうになかったので、一旦、南側の広い道路へ出ることにしました。

寺標が建っていました。月見山妙興寺です。

本能寺、本興寺両末派妙興寺。本能寺は、京都にある法華宗本門流大本山。本興寺は、尼崎にある法華宗本門流大本山。

天文五年(一五三六年)創建の法華宗寺院です。

近くにもう一寺ありました。

高野山真言宗 月見山浄徳寺です。月見山が寺名につくのはこの二寺のみです。

創建当時の諸仏諸菩薩は、本尊を含め戦火によって灰塵と化しましたが、平成五年までに伽藍、仏像を復興されました。

しかし、先の阪神大震災で堂宇が倒壊の憂き目にあわれ、改めて復興事業が行われたそうです。

平成の国宝と呼ばれている客殿やドーム型の納骨堂など、

平成の寺として新しい歴史を紡いでおられます。

今日はまだ時間がありましたので、山陽電鉄に乗って「須磨浦公園」に向かいました。

昭和十年(一九三五年)に開園した鉢伏山、鉄拐山山麓にある公園。

一の谷については諸説ありますが、源義経の鵯越の逆落としで有名な「源平一の谷合戦」の古戦場跡でもあります。

公園西側には、一の谷合戦で十六歳の若さで命を落とし、青葉の笛でも有名な平敦盛の供養のために建てられた五輪塔があります。高さ約四メートル。

「敦盛塚」神戸市有形文化財です。一説には、この合戦で命を落とした人々を集めて供養した「集め塚」が「敦盛塚」と呼ばれるようになったとも言われています。

鉢伏山上にある須磨浦山上遊園へは、ロープウエイが運んで

くれます。

目の前には、須磨海釣り公園があります。

アクセス:山陽電鉄「月見山」駅、「須磨浦公園」駅下車