「よし、海外旅行だ!」と意気込んだはいいものの、行き先は決まっていなかった。
「どうせなら、行ったことのない国がいい。でも、できるだけ安く行きたい。」
そこで、格安航空券を探してみた。すると、最も安かったのがハノイ行きだった。(厳密にはソウル行きが最安だったが、ソウルは既に行ったことがあったので除外。)
ちなみに、往復航空券+ホテル3泊の総額は29000円ちょい。
そのときの私のベトナムに対する印象は、次のようなものだった。
・社会主義国である(=中国や北朝鮮みたいなヤバい国?)
・南北に分かれてベトナム戦争をしていた(=国は壊滅した?)
・みんなスーパーカブに乗っている(=車を買うお金がない貧しい国?)
正直、かなり適当なイメージである。
それでも「未知の国を探検したい」という気持ちが勝り、勢いで航空券をポチる。
だが、その直後、ふとした疑問が頭をよぎった。
「…ベトナムの首都ってサイゴンじゃなかったっけ?」
いや、なんか違う気がする。サイゴンって昔の名前だったような…。
慌てて調べてみると、サイゴン(現ホーチミン市)は南部の大都市であり、首都はハノイであることが判明した。
しかも、私が生まれる20年前にすでにサイゴンは陥落している。
あまりにも何も知らない自分が情けなくなってきた。
でもしょーがない。ベトナムって、ベトナム戦争とライスペーパーのイメージしかないもの。
「あ、やっちまったかも…。」
さらにネットで調べると、「ハノイは海外旅行初心者には向かない」と書かれた記事がちらほら…。
少し青ざめつつも、「もう航空券取っちゃったしな…」と腹をくくる。
こうして、私のハノイ旅行が決まったのだった。